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- 【2019年版】敬老の日はいつで何歳から祝う?おすすめギフト8選
目次
- ・2019年の敬老の日はいつ?
- ・敬老の日の由来!厩戸皇子にまつわる逸話とは?
- ・「孫から祖父母へ」だけではない!?敬老の日のお祝いについて
- ・何歳からお祝いするもの?敬老の日の豆知識
- ・敬老の日にぴったり!おじいちゃんとおばあちゃんが喜ぶプレゼント8選
- ・実はかなり好評!孫からの手作りプレゼント
- ・手紙は最高のギフト!文章を作成する2つのポイント
- ・海外にも敬老の日はある?
- ┗・中国「重陽節」
- ┗・アメリカ「National Grandparents' Day」
- ┗・韓国「老人の日」
- ┗・イタリア「Festa dei Nonni」
- ┗・ポーランド「祖母の日」「祖父の日」
- ┗・イギリス「女王陛下から祝電が届く」
- ・まとめ
おじいちゃんやおばあちゃんなど、年長の方を敬い、これまでの感謝と長生きを願う「敬老の日」。
「毎年なんとなくプレゼントは渡している」
「会う機会が減ってからは全然していない」
「子どもからという形で両親にプレゼントを贈っている」
「どちらも亡くなっているから敬老の日とは無縁」
そんな方もいるのではないでしょうか。
忙しくてなかなかお祝いできないという方も、今年は"あなたを慈しんでくれる愛すべき年長さん"に心を傾けてみませんか。
今回は、敬老の日について詳しくご紹介します。
2019年の敬老の日はいつ?
敬老の日は、祝日法(国民の祝日に関する法律)によって「9月の第三月曜日」と決められており、2019年は9月16日(月)が敬老の日にあたります。
元々は毎年9月15日を敬老の日としていましたが、ハッピーマンデー制度が導入されたことで、2003年(平成15年)より9月の第三月曜日になりました。
ハッピーマンデー制度は、従来の祝日の一部を特定週の月曜日にずらすことで三連休を作り、余暇を過ごしやすくすることを目的にスタートした制度です。週休二日制が浸透したことで生まれました。
祝日を固定しないことから"移動祝日"とも呼ばれており、敬老の日になり得る範囲は9月15日~21日までの7日間となっています。
敬老の日の由来!厩戸皇子にまつわる逸話とは?
「生まれたときから"敬老の日"があった」という方は多いでしょう。
保育園や幼稚園でおじいちゃん、おばあちゃんの絵を描いたり、プレゼントを手作りしたりといった経験をした方も少なくないはずです。
幼い頃からごく身近にあった敬老の日ですが、"敬老の日"と呼ばれるようになったのは1965年(昭和39年)のこと。
そもそも敬老の日のルーツは古く、1947年(昭和22年)9月15日に兵庫県多可郡野間谷村の村民が敬老会を行った「としよりの日」が始まりだったとされています。
この取り組みは全国へと広がり、「老人の日」と名前を変え、1965年にはおなじみの「敬老の日」として祝日に制定されたのです。
さらに、敬老の日が9月15日になったとされる理由には諸説あるのですが、その一つに厩戸皇子(うまやどのおうじ:聖徳太子)が関わっているという説もあります。
593年、厩戸皇子が現在の大阪に四天王寺を建立。「四箇院の制(しかいんのせい)」※1を設け、身寄りのない老人のために「悲田院(ひでんいん)」※2という施設を作りました。
その設立日が9月15日とされることにちなんで、毎年9月15日※を「年長の方を大切に敬う日=敬老の日」としたと言われているのです。
※1
病院や薬局、身寄りのない方などの施設、お寺をまとめて運営しようという制度
※2
身寄りがない方、貧しい方、病気の方、孤児を救済するための施設
「孫から祖父母へ」だけではない!?敬老の日のお祝いについて
一般的に、敬老の日には孫から祖父母へプレゼントを渡すことが多いのですが、実は誰から誰にプレゼントをあげるというのが厳密に決まっているわけではありません。
前述したように、敬老の日は"年長の方を敬い長寿を願う"ことを目的とした行事なので、両親や伯叔父母(おじ・おば)、血縁関係はないが親しくしている年長者のためにお祝いしても良いのです。
祖父母がご健在の方はもとより、亡くなっているという方でも、近しい存在の方へ向けて感謝と長生きできるようエールを贈ることはできます。
祖父母だけと枠を決めず、広い意味で受け取ると笑顔が増え、みんなが幸せな気持ちになれるかもしれませんね。
何歳からお祝いするもの?敬老の日の豆知識
「敬老の日は何歳からお祝いするもの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実は、敬老の日に「何歳から」という細かいルールはありません。
対象年齢を定めていないため、何歳から祝うかは個人の判断に任されています。
還暦(60歳)を目安に考える方もいますが、最近の60歳は昔と比べて見た目も中身も若く、現役で仕事をしている方も多いため、少し早すぎる印象をぬぐえません。
・年金支給年齢に達したら(60~65歳)
・定年退職をしたら(65歳)
・国が定める高齢者の年齢に達したら(65歳以上)
・町内会から"敬老会への入会のお知らせ"が届いたら(65~70歳)
・70歳や80歳など節目の年齢から
・孫が生まれたら(年齢よりもポジション重視)
上記のようなタイミングで敬老の日のお祝いを始めると良いかもしれませんね。
若々しくいるために頑張っている方の場合、敬老の日を祝われることに抵抗感や反発感を抱く可能性があります。
しかし、孫ができたタイミングなら本人も納得しやすいでしょうし、可愛い孫からのプレゼントなら目を細めて受け取ってくれるはずです。
なお、プレゼントに熨斗(のし)を付ける際は、たとえ親が用意したものでも孫の名前を入れましょう。
敬老の日にぴったり!おじいちゃんとおばあちゃんが喜ぶプレゼント8選
・フラワーギフト
お花は、年齢を問わず喜ばれるプレゼントの一つです。
贈る相手の好きなお花が分かればそれを贈ると良いですが、「季節外れで花屋さんにない」「どんなお花が好きか分からない」という場合は、定番のお花や花言葉が素敵なお花を贈ってみるのも良いですよ。
敬老の日の定番のお花は、以下の通りです。
■竜胆(りんどう)
敬老の日のお花で真っ先に名前があがるのが「竜胆」です。
ちょうど敬老の日あたりが開花日になっており、青や紫といった落ち着きのある色合いの花を咲かせます。
そんな竜胆の花言葉は、「病に勝つ」「満ちた自信」「高貴」など。
決して派手ではないですが、内に秘めた静かな美を感じられるお花です。
■薔薇(ばら)
竜胆とは正反対の、華やかな見た目が目にも楽しい薔薇。
おばあちゃんと呼ぶには若々しい方や、日頃からファッションやメイクを楽しんでいる方におすすめのお花です。
薔薇には様々な色がありますが、敬老の日にぴったりなのが"白い薔薇"です。
白い薔薇の花言葉は、「心からの尊敬」。
ただし、蕾(つぼみ)の状態だと「少女時代」、小ぶりだと「恋をするには若すぎる」という花言葉になるため、なるべく大きく開いたものを贈ると良いでしょう。
■胡蝶蘭(こちょうらん)
胡蝶蘭の鉢植えは、贈り物の定番ですよね。とくに還暦や古希、米寿など、節目の祝い席に飾られることも少なくありません。
鉢植えなので花が長持ちしやすく、また育てることもできるので、長く楽しんでもらえます。
お世話することで何度でも嬉しい気持ちを懐古できますし、しっかり育てれば翌年に開花するので、次の敬老の日の話のタネにもなりますね。
そんな胡蝶蘭の花言葉は、「幸福が飛んでくる」。
いつまでも幸せに長生きしてほしいという気持ちを託すのに相応しいお花と言えるでしょう。
■フリージア
フリージアも敬老の日にぴったりのお花ですが、春のお花なので生花を探すのは難しいことが予想されます。
それでもフリージアを贈りたいという方は、プリザーブドフラワーやハーバリウムにしたものを贈りましょう。
枯れることなく、いつまでも美しい状態を保てるので、インテリアとして長く楽しんでもらえるはずです。
なお、フリージアの花言葉は、「尊敬」「親愛の情」「家族愛」です。
・お酒
お酒をたしなむ方には、ビールや日本酒、焼酎、ウイスキーなどを贈っても良いでしょう。
その際、特別感のあるお酒を選ぶことが大切です。
クラフトビール(地ビール)や数量限定のお酒など、スーパーでは手に入らないものを選ぶとより喜ばれるプレゼントになりますよ。
・ファッションアイテム
外出が多く、おしゃれに気を使っているおじいちゃんやおばあちゃんには、ファッションアイテムをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、帽子は日常使いしやすいですし年齢を問わないのでおすすめです。
また、品のあるスカーフやバッグ、歩きやすい靴なども喜んでもらえるでしょう。
・食べ物
お肉や海産物、旬のフルーツ、和菓子や洋菓子などのスイーツは、もらっても困らない最高のプレゼント。
普段なかなか買わないような品を選ぶと、より喜んでもらえるでしょう。
<あわせて読みたい記事>
・ペアギフト
グラスや湯呑、ティーセット、お箸など、ペアギフトを贈るのも記念になって素敵です。
名前やメッセージを入れれば、世界に一つだけの特別なギフトになりますよ。
・マッサージ機器
家の中でのんびり過ごすことが多いおじいちゃんとおばあちゃんには、マッサージ機器がおすすめです。
マッサージチェアのように大型のものから、コンパクトなものまで種類は様々なので、二人が気に入りそうなものを選んでみてくださいね。
・体験ギフト
プレゼントの中でも人気が高い体験ギフト。カフェやレストランで食事を楽しむものから、乗馬やゴルフ、陶芸、エステなどを体験できるものまであります。
二人が一緒に楽しめそうなものを選ぶことはもちろん、それぞれに好きそうなものをあげても良いでしょう。
趣味の発見にもつながるかもしれませんよ。
・一緒に過ごす
おじいちゃん、おばあちゃんと離れて暮らしており、なかなか会う機会がないという方は、三連休を利用して会いに行くのも良いでしょう。
逆に、おじいちゃん、おばあちゃんを旅行に誘うのも良いかもしれません。
顔を見せるのが一番の孝行。孫と一緒に過ごせるひとときは、きっと何物にも代えがたい最高のプレゼントとなるはずです。
実はかなり好評!孫からの手作りプレゼント
お店で買ったプレゼントを贈るのも良いですが、手作りのプレゼントを贈るのもおすすめです。
小学生までの子どもなら似顔絵や手紙、肩たたき券、しおりなどでも良いでしょうし、中学生や高校生ならグラスやお皿、コースターなどの手作りの工芸品などに挑戦しても良いですね。
一生懸命さが伝わるプレゼントは、感謝を伝える敬老の日にぴったり。心がほっこりするような手作りのプレゼントをぜひ贈ってみてください。
手紙は最高のギフト!文章を作成する2つのポイント
敬老の日のメッセージは、以下のポイントを押さえて作成しましょう。
・素直に気持ちを伝えること
「いつもありがとう」など、伝えたい気持ちを素直に書くことが大切です。
文法的におかしくても気にしなくて大丈夫。気持ちが伝われば十分ですし、世界でたった一通の手紙は些細なミスを帳消しして余るほどの幸せを運びます。
それよりも、丁寧さを心がけるあまりよそよそしい文章になるほうがNG!他人行儀になると悲しさや寂しさを与えてしまいかねないので注意しましょう。
・敬老の日を意識しすぎないこと
敬老の日を意識しすぎた文章は、相手が必要以上に老いを感じさせます。
高齢者であっても気持ちだけは若くありたいと願う方は多いですし、日本人はその傾向が他国に比べて顕著ですよね。
そのため、文章によっては複雑な気持ちになってしまう方もいますし、人によっては不機嫌になることも考えられるのです。
敬老の日を意識した文章はなるべく控え、「健康で長生きしてね」などの文章は何度も書くとしつこくなるので、文中に1~2つ程度にとどめましょう。
海外にも敬老の日はある?
海外にも日本で言う敬老の日のようなものがあり、諸外国では以下のようになっています。
・中国「重陽節」
重陽節(ちょうようせつ)は旧暦の9月9日に行われる節句で、「重九節」や「菊の節句」とも言われます。
元々は疫払いの日でしたが、現在はお年寄りを敬う日として知られています。
登山をしながら秋の景色を楽しんだり、菊の花を愛でたり、菊花酒(きくかしゅ)を飲んだり、重陽?(ちょうようこう)という伝統的な餅菓子を食べたりするそうです。
・アメリカ「National Grandparents' Day」
アメリカでは1978年から9月の第二日曜日を「National Grandparents'Day(祖父母の日)」と定めており、「年長者を敬う」「祖父母に感謝・尊敬の意をあらわす」という点は日本と同じです。
孫が祖父母へお花やグリーティングカードを贈るのが一般的だそうで、定番のお花として定着しているのは忘れな草(Forget-Me-Not)。
歴史が浅いからか、あまり定着していないそうですが、これからどんどん広がっていくかもしれませんね。
・韓国「老人の日」
韓国にも老人の日がありますが、あまり知られていないそうで、お祝いをしたりプレゼントをしたりという習慣はないそうです。
しかし、韓国には元々年長者を敬う「仁」の思想が定着しているため、わざわざ記念日を設けなくても良いのかもしれませんね。
・イタリア「Festa dei Nonni」
イタリアには敬老の日が2回あり、一つはカトリックにおける敬老の日(7月26日)、もう一つが国によって定められた「Festa dei Nonni(祖父母の日)」です。
前者は、7月26日が聖母マリア様の両親に捧げられた日「Festa di Sant'Anna e Gioacchino」であることから、敬老の日として祝う風習になっています。
一方、後者は2005年にイタリアの法律によって制定された日で、10月2日と決められており、国民への認知度もやや高い印象です。
当日はとくに何もせず、普段と変わらない一日を過ごすそうですが、近年ではイベントを行う地域も増えてきているようですよ。
・ポーランド「祖母の日」「祖父の日」
ポーランドでは、1月21日を「祖母の日」、1月22日を「祖父の日」としています。
国民にも定着しており、幼稚園や小学校ではプレゼントを作ることもあるそうです。
ポーランドでは敬老の日にちなんだイベントなどは少なく、家族で一緒に食事をしたり、ケーキを食べたり、孫から祖父母へ手紙を渡したりして敬老の日を祝います。
家族単位、夫婦単位での時間を大切にするポーランドならではの過ごし方かもしれませんね。
・イギリス「女王陛下から祝電が届く」
イギリスには敬老の日はありませんが、事前に申請をすれば100歳、105歳、それ以降の誕生日、結婚記念日(60周年、65周年、70周年)に女王陛下から祝電が届くそうです。
イギリスは"個"の意識が強く、親子であっても必要以上に干渉しません。
決して年長の方を敬っていないわけではありませんが、家族とのつながりを重視する国から見るとちょっとだけドライに見えるかもしれません。
国や文化は違えども、年長者を敬う気持ちは世界共通なのかもしれません。
なお、敬老の日を設けてはいても、日本のように祝日(休み)となっている国はないそうです。
休みを設けて年少者をお祝いする日本の敬老の日は、諸外国から見ても素敵な文化だと感じるそう。大切にしていきたいものです。
まとめ
何気なく過ごしてきた敬老の日ですが、知らないことがたくさんあったという方もいるのではないでしょうか。
プレゼントを探したり、手作りしたり、手紙を書いたりと、おじいちゃんやおばあちゃんといったお世話になっている方々を思いながら過ごす時間も良いものです。
「自分から祖父母へ感謝を伝えたい」という方はもちろん、「子どもたちと一緒に両親へ贈り物をしたい」という方も、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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