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寝酒は睡眠に逆効果?睡眠の質が落ちる仕組みとは
不眠対策として、寝る前にお酒を飲んでいる方もいますよね。
実際にお酒を飲むと眠気が発生するので、不眠対策にぴったりな方法というイメージはあると思います。
しかし実際、寝酒は不眠対策どころか、睡眠の質を下げている可能性があるのです。
今回は、寝酒が睡眠に逆効果な理由や、寝る前にお酒を飲む注意点について解説します。
寝酒と睡眠の関係性① 寝酒が睡眠に逆効果な理由
寝る前にお酒を飲むことで、血中のアルコール濃度が高まり、血管が拡張して体温が下がり、アルコールの麻酔作用で眠くなります。
しかし、徐々に血中のアルコール濃度が低下すると覚醒作用が働いて目覚めてしまい、眠りが浅くなって脳を休ませることができなくなってしまいます。
さらにアルコールには筋肉を弛緩させる効果があり、それが原因で気道がふさがって、いびきを発生しやすくなります。
そのため、寝酒は睡眠に良いどころか、むしろ逆効果といえるでしょう。
寝酒と睡眠の関係性② 海外では睡眠対策に寝酒をしていない
海外でも寝酒をしているという話もありますが、実際には海外で不眠対策として寝酒をしている人は少ないです。
世界の先進国10カ国に「眠れないときにどうするか」調査を行った結果、日本人は「寝れないとき医者を受診する」と回答した人はほとんどおらず、「アルコールを摂取する」と回答した人が全体の3割を超えます。
この寝れないときにアルコールを摂取する割合は、ドイツやベルギーは2割、スペインやブラジルがほぼ1割と、世界的に見ても低い数値です。
また、各国とも「医師の診察」や「カフェインの摂取を控える」そして「睡眠薬を使う」などの方法が全体の割合を占めています。
このように海外では睡眠対策に寝酒を行っていることはほとんどなく、別の方法で対策をしていることがわかります。
寝酒と睡眠③ 寝る前にお酒を飲む注意点
寝る前にお酒を飲むことは、快適な睡眠の妨げになると分かっていても、やはりお酒を飲むのが大好きで…、という方もいるかもしれません。
そういう方は夜のお酒は晩酌のみにし、晩酌も寝る前の数時間前を意識して飲むようにしましょう。
入浴などをして、体をリラックスさせてから寝るのがベストです。
また、お酒は適量を意識して飲むことがとても大事です。
節度のある適度な飲酒の目安として、1日の平均アルコール摂取量は20グラム程度とされています。
適度な飲酒の目安は、以下の通りです。
缶酌ハイ 1.5缶
日本酒 1合
焼酎 0.6合
ウイスキー ダブル1杯
ワイン 4分の1本
ビール 中瓶1本
まとめ
お酒を飲むことで眠りやすくなりますが、寝酒は睡眠の質を下げてしまいます。
しっかりと熟睡したい方は夜のお酒は晩酌のみにして、適量を守ってお酒を飲むように心掛けてください。
適度な飲酒を心がけ、質の高い睡眠でしっかりと体を休ませましょう。
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