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- 子どもたちに大人気!全国各地のご当地給食をご紹介!
小さな頃、誰もがお世話になった学校給食。
自分の大好きだったメニューが実はご当地限定で、他の都道府県の給食にはなかったと話題になったことはありませんか?
この記事では全国の特色ある「ご当地給食」のなかから代表的なものを、各地方からご紹介いたします。
北海道のご当地給食とは?
広大な大地で大型農業や酪農が盛んにおこなわれ、過酷な海で獲れる海産物が魅力的な北海道では、学校給食にもそれらの魅力的な食材がふんだんに使われています。
とはいえ北海道は土地が広大なことから、地域によって多くの名産品があることでも有名です。
たとえば十勝地方では昔から養豚が盛んで、石狩鍋が名物の石狩地方ではサケの漁獲量が高いことで知られています。
また道南の地域では今でも正月には鯨汁を食べる家庭が少なくありません。
そんななかで今回取り上げるのは「たまねぎ」です。
たまねぎは札幌での栽培が成功したことで全国に広まったことで知られ、北海道はいわばたまねぎの日本発祥の地なのです。
とくに固有種である「札幌黄」は絶滅が危惧され、幻のたまねぎと呼ばれています。
栽培し始めた当時、東京に運んで販売したところ、見たこともない形の野菜に誰も手を伸ばそうとしませんでした。
しかし今では数多くの料理に欠かすことのできない代表的な野菜にまでその地位を高めています。
北海道のご当地給食では、肉厚で甘みとコクの強い札幌黄の特徴を活かすためにかき揚げとして食べられています。
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東北地方のご当地給食とは?
東北地方には美味しいものが数え切れないほどたくさんありますが、今回は岩手県の「芋の子汁」をご紹介します。
東北地方、とくに岩手県や山形県、宮城県などで秋の風物詩として盛んに催されているのが芋煮会です。
秋になると河川敷などで家庭や職場、友人、地域や学校の人たちと親睦を深めるイベントとして頻繁に開催されています。
元は10月頃に収穫されるサトイモの保存が難しかったことから、冬が来る前に全部食べてしまおうというのが始まりのようです。
東北地方では春の花見と秋の芋煮会は、双璧を成す重要な行楽イベントとして親しまれています。
その芋煮会で食されるのが芋の子汁で、東北地方では家庭でも学校給食でも頻繁に登場する人気メニューです。
ちなみに岩手県奥州市では毎年10月に南部鉄器で特注されたジャンボ鍋で作る6,000人分の芋の子汁が無料で振る舞われます。
機会があれば、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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中部地方のご当地給食とは?
中部地方からは山梨県の「ほうとう」をご紹介いたします。
幅広く切られた平打麺にかぼちゃなどの野菜や鶏肉などをふんだんに入れて味噌で煮込んだほうとうは、言わずと知れた山梨県を代表する郷土料理です。
山梨県は古くから山岳地帯が占める割合が多く、平坦地が乏しいため稲作に向かない地域でした。
そのため米に代わって栽培しやすい麦が盛んに育てられてきました。
ほうとうはうどんなどと比べてさまざまな種類の野菜や汁などでかさ増しできるため、小麦の使用量を抑えることができ、経済的で味も良いと評判になり広まったと言われています。
戦国時代に最強と恐れられたかの武田信玄の兵術書である甲陽軍鑑には、粉を麺状にのばして食べる麺子(めんす)という言葉がたびたび登場しており、今のほうとうの原型となるような料理が食されていたことが記されています。
ちなみにほうとうは必ずしも麺状ではなく、地域によってはすいとんのようにちぎって鍋に入れられていることもあるようです。
多くの食材をまとめて食べることができるほうとうは栄養価が高く、定番のご当地給食となっています。
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近畿地方のご当地給食とは?
古の時代から経済や文化、政治の中心地だった近畿地方からは、奈良県の「雑煮」をご紹介いたします。
雑煮も全国各地で独自の食材を使ったさまざまな種類のものがありますが、奈良県の雑煮もとても特徴的です。
奈良県の雑煮は焼いた丸もちに白みそを仕立て、きなこをつけて食べるという特徴があります。
縁起を担いだ食材が使われており、きなこは豊作を祈って稲穂の黄色を表し、さといもの親である八ツ頭は人の上に立つような頭になるようにという願いを表しています。
金時にんじんと大和野菜の祝だいこんは家庭円満にとの願いを込めて輪切りにしてあり、丸もちには一年を丸く過ごせるようにとの思いが詰まっています。
豆腐やこんにゃくは白壁の土蔵が建つようにとの思いから四角く切って入れられています。
また縁起担ぎだけでなく栄養も豊富です。
サトイモやだいこんは食物繊維が豊富で、整腸作用が期待できます。
さらに豆腐やきなこには植物性タンパク質や鉄分、マグネシウムなどが含まれており、血や骨の健康のために必要な栄養素が摂りやすいメニューなんです。
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中国・四国地方のご当地給食とは?
年間を通して降水量が少なく温暖な中国・四国地方からは、瀬戸内海で養殖される広島県の牡蠣を使った「牡蠣のソテー焼き」をご紹介いたします。
牡蠣のソテー焼きはバターやオリーブオイル、にんにくなどと一緒に地元で獲れる新鮮で大ぶりな牡蠣を焼いた、シンプルだけど人気の高いご当地給食です。
広島県で牡蠣の養殖が始まったのは、なんと今から500年ほど前の室町時代まで遡ります。
広島湾に形成された特殊な干潟が牡蠣の生育に適した大きな干満差を生み、河川から流れ込む水が良質なプランクトンを運ぶため、牡蠣が整腸しやすい環境が今でも脈々と受け継がれています。
古くは縄文時代の貝塚からも牡蠣の殻が見つかっていることから、縄文人も好んで牡蠣を食べていたようです。
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九州・沖縄地方のご当地給食とは?
九州・沖縄地方からは、沖縄の郷土料理である「ジューシー」をご紹介いたします。
ジューシーとは沖縄風炊き込みご飯のことで、ご飯の硬さによって「クファジューシー」と「ヤファラジューシー」の2種類に分けられます。
明治時代に廃藩置県によって沖縄県になるまで約450年間続いた琉球王国を構成していた島々では、本土とは異なる独特の文化や風習が今でも色濃く残されています。
中国が明と呼ばれていた時代、三山時代を経て統一されていた琉球王国は明の冊法体制下に入りながらも日本とも交易をおこなうなど、独立的な体制をとっていました。
その名残りから、沖縄県では今でも中華圏と同様に行事は旧暦で祝うのが一般的です。
ジューシーは元々先祖を迎えるためのごちそうとして始まったとされ、豚肉やにんじん、ひじきやかまぼこなどをカツオ出汁で炊き上げるその味は、子どもたちだけではなく幅広い世代から人気があり、沖縄県を代表する郷土料理のひとつとなっています。
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まとめ
全国各地には名産品や特産品を活かしたユニークなご当地給食がたくさんあります。
地元が違う人たちとの間で、ご当地給食の話題は鉄板の盛り上がるネタではないでしょうか?
旅行などで訪れた際には、ぜひ味わってみたいですね。
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Writer この記事を書いた人
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