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- マンション飼育に向いている猫の特徴とは?人気の猫種や注意点もご紹介
目次
コロナ禍によって外出を制限され自宅で過ごす時間が増えたことで、ペットを飼い始める家庭が増えています。
なかでも散歩の必要がない猫は、忙しい家庭や単身世帯でも飼いやすいことからとても人気の高いペットです。
しかしマンションで猫を飼育する場合は、規約に従って飼育しなければなりません。
この記事ではマンションでの飼育に向いている猫の特徴や人気の猫種、飼育時の注意点などをご紹介いたします。
マンションでの飼育に向いている猫の特徴とは?
年々ペット人気が高まりを見せていますが、マンションで飼育する場合は内装や他の住民の方への配慮が必要です。
とくに猫は賃貸物件では敬遠されがちな存在でもあるので、少しでも好印象を持ってもらいやすいように、マンション飼育に向いている猫の特徴をご紹介いたします。
①メス猫
個体によって多少の差はありますが、猫の性格は性別によっておおまかに分かれています。
一般的にオス猫は好奇心旺盛でイタズラ好き、喜怒哀楽がはっきりしています。
一方でメス猫はマイペースで自立していて、警戒心が強い傾向にあるようです。
またオス猫にはスプレーと呼ばれる縄張りを主張するためのマーキングの習性があります。
多くの場合、去勢手術をすることで治まりますが、個体によっては治らないこともあるので注意が必要です。
さらにオス猫はやんちゃで活発な性格の個体が多いことから、走り回る音などで他の住民へ迷惑をかけてしまうこともあります。
そのためマンション飼育にはどちらかといえばメス猫のほうが向いているといえます。
②おとなしい性格
マンションでのペット飼育によって起きた室内の汚れや破損は、喫煙と同じく故意・過失扱いとなり、すべての復旧費用を借主が負担することになります。
そのためできることならおとなしい性格で壁や床を傷つける心配のない猫を迎え入れることが理想的です。
また他の住民の方への迷惑を考慮すると、鳴き声が小さいという点も重要です。
さらに小さなお子さまが同居している場合は、誰とでも仲良くできる社交性の高い性格の猫が向いています。
猫の性格は性別や種類によってその特徴が異なるので、事前によく検討すると良いでしょう。
③短毛種
猫には長くゴージャスな毛並みが魅力的な長毛種と、毛が短くサッパリとした印象の短毛種があります。
マンションでの飼育には毛が散らかりにくい短毛種の猫が向いています。
しかし短毛種でも換毛期には毛が抜けて、洗濯物に付いたり床のすみに溜まったりするので掃除は欠かせません。
またどんな猫でも健康維持のためにこまめなブラッシングが必要なことも覚えておきましょう。
マンションでの飼育に向いている猫種とは?
ここからはマンション飼育に向いている猫種の一部をご紹介いたします。
①アビシニアン
猫界のクレオパトラと呼ばれるアビシニアンは、その美しい容姿が最大の特徴です。
また鈴を転がすようだと形容されるように、小さくも可愛いらしい鳴き声の持ち主でもあります。
短毛なので比較的お手入れがしやすい点も魅力のひとつです。
賢く、しつけがしやすいうえに、おおらかで人懐っこい性格を持ち合わせているため、誰とでも仲良くなれます。
しかし活発でイタズラ好きな側面もあるので、おもちゃなどを使って適度に遊んであげると良いでしょう。
②ロシアンブルー
エメラルドグリーンで楕円形の瞳と、ピンっと立った耳が特徴的なロシアンブルー。
まるで微笑んでいるかのような口元はロシアンスマイルとも呼ばれ、その優雅な表情が多くのファンを虜にしています。
臆病で滅多に鳴かないことや、短毛でお手入れがしやすいという点からマンション飼育に向いている猫種です。
③ペルシャ
ペルシャは温和で愛情深い性格の持ち主です。
体が大きいこともあり、活発に動くことは少なく、発情期でも滅多に鳴くことはありません。
過度にかまってしまうとストレスを感じてしまうほどマイペースなので、手間が掛からずマンション飼育に向いています。
ただし美しい毛並みを維持するためには、こまめにブラッシングをしなければなりません。
④バーミーズ
バーミーズは慈悲深い猫とも表現されるように、鳴き声の小ささが特徴です。
人懐っこく社交的な性格に加え、賢くしつけがしやすいためお留守番も難なくこなします。
活発に動き回りますが、小柄なのでキャットタワーなどで十分に発散できます。
⑤ラグドール
猫にしては珍しく、ラグドールは人に抱っこされることが大好きです。
人懐っこくおおらかで懐が深いため、小さな子にイタズラされた程度で動じることはありません。
また狩りや運動といった本来持ち合わせているはずの本能への関心が低く、爪を出すことも少ないため、床や壁を傷つける心配が少ない点が特徴です。
猫をマンションで飼育するときの注意点とは?
鳴き声が小さくて散歩が不要、お留守番も得意な猫はマンション飼育に向くペットだといえます。
しかし共同生活を営むマンションでは、他の住民への迷惑とならないように最低限のルールを守って飼育しなければなりません。
猫の飼育時にはどういった点に注意しなければならないのでしょうか?
こっそり飼育は絶対にNG
最近ではペット人気の高まりを受けて、ペット可のマンションも珍しいものではなくなりました。
しかしマンションによっては、猫の飼育不可や小型犬もしくは猫のいずれか1匹までの飼育に限るなど、規約で制限を設けていることも少なくありません。
猫は爪とぎで内装をボロボロにしてしまうイメージが根強いので、事前の確認が重要です。
規約を無視してこっそり飼育していたことがばれてしまうと、違約金の支払いや強制退去、猫を手放すなど重たい処分を受けることになるので、絶対にしてはいけません。
脱走対策を講じておく
たとえペット飼育が可能なマンションであったとしても、動物が苦手な方やアレルギーを持っている方などが同じ建物に住んでいる可能性があります。
高いところや細いところでも身軽に難なく移動できる猫にとって、玄関や窓からの脱走は容易いものです。
猫の脱走はそういった方々への迷惑となるため、パーテーションやフェンスなどで脱走しないように対策しておきましょう。
共用部でのブラッシングマナー違反
猫にとってこまめなブラッシングは綺麗な毛並みの維持だけではなく、健康でいるためにも必要不可欠です。
とはいえエントランスやバルコニーなど共有部でのブラッシングはマナー違反です。
換毛期などで抜けるたくさんの毛が風に乗って隣室の洗濯物へついてしまったり、排水溝を詰まらせてしまう恐れもあるため、注意するようにしましょう。
まとめ
忙しい生活のなかで癒しを与えてくれる猫は、自宅で過ごす時間を素晴らしいものへと変えてくれます。
一方で共同住宅であるマンションで飼育する場合は、マンションの規約やルールを守り、他の住民へ配慮する必要があります。
ペット可物件の数は一般物件に比べて限りがあるので、専門サイトを使って探すことをおすすめします。
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Writer この記事を書いた人
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