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- 梅雨の季節!大掃除で鬱陶しい気持ちとカビを吹っ飛ばそう!
目次
この春、初めての一人暮らしがスタートした方々は、慣れない生活で大変だったと思います。
月日が過ぎるのは早いですね。
さて、忙しい毎日だったとは思いますが、お部屋のお掃除はしっかりできていますか?
引っ越しの際にお掃除をして、「あの時以来大掛かりなお掃除はやっていないなぁ」という方も多いのではないでしょうか。
実は、これからやってくる「ジメジメ大魔王」の梅雨の季節は大掃除にもってこいの季節なのです。
家で過ごす時間が長い梅雨に、お掃除をしてすっきりさわやかに過ごしませんか?
今回は、梅雨の時期が掃除に向いている理由や、おすすめの掃除箇所、そして防カビについてご紹介します。
ぜひ、お部屋のお掃除にお役立てください。
なぜ梅雨の季節は掃除に向いているの?
梅雨の季節と聞いてすぐに思い出されるのが、「湿気」に「カビ」です。
お掃除をすると余計に湿気でカビが増えそうなイメージがありますが、本当に梅雨の季節はお掃除に適しているのでしょうか?
梅雨の季節が掃除に向いている理由
梅雨の不快感の原因である湿気ですが、実は掃除に大きな役割を果たしているのです。
理由①:湿気がカビの胞子などの飛散を抑えてくれる!
梅雨は適度に湿度が高いため、掃除のときにホコリやカビの胞子が空中に飛散しにくくなります。
理由②:静電気が発生しない!
一般的に大掃除といえば年末ですが、年末は乾燥して静電気が発生しやすいので、埃がとりにくいのです。
対して、梅雨の季節は静電気が発生しないので、埃がとりやすくなります。
理由③:ダニの発生最盛期前の掃除でダニ予防!
ダニの発生は夏と秋が最盛期になります。
その前の梅雨の時期に、押し入れや布団をちょっと掃除するだけで、最盛期のダニ発生を抑えることができます。
理由④:お掃除することで気分がスッキリする!
雨が続いて、外出もままならないとなると、どうしても気持ちまでじめじめしてしまいますよね。
でも、お掃除をして体を動かすと、心も頭もスッキリします。
理由⑤:前の大掃除からほど良く期間が経過している!
梅雨に掃除をする場合、春に引っ越しをした方は約3か月近く、その前が年末の大掃除だった方は最後の掃除からすでに半年が経過しています。
綺麗に見える部屋のなかも、知らず知らずの内に汚れが溜まってくる頃ではないでしょうか。
梅雨の時期に大掃除をすると、年末の大掃除が軽くなりますよ。
梅雨の季節に掃除をすべき場所はどこ?
ここでは、梅雨の季節の大掃除に特におすすめなお掃除場所3選をご紹介いたします。
雨音も素敵に聞こえる:窓ガラス・網戸
湿気の多い時期の窓掃除は抵抗があるかもしれませんが、実は窓ガラスや網戸の掃除には雨が降った翌日がおすすめなのです。
これはちょっと意外ですよね。
窓ガラスや網戸は、春の花粉、黄砂などで汚れているうえに、カビが生えやすいのです。
湿度で埃が舞い散ることも少ないので、汚れが浮き上がって落ちやすくなります。
窓ガラス拭きでは、水切りやワイパーなどがなくても、普段家にあるペーパータオルで代用できるので手軽ですよね。
じめじめカビよさらば!:浴室
高温多湿環境になっている浴室は、カビがもっとも発生しやすい場所です。
梅雨の時期でなくてもそうですが、とくに気温が高くなる梅雨はさらにカビが発生しやすく、あっという間にカビが増殖してしまいます。
また、浴室の換気扇はお家全体のカビの発生原因になっていることもあるといわれているので、重要なお掃除ポイントです。
気持ち良くお風呂に入ることを想像しながら、バスタブ内のお湯が出てくるところや、お湯を排水するところを古い歯ブラシなどで丁寧に掃除しましょう。
もちろん、浴室の壁も見逃してはいけません。
水切りなどのワイパーを使って、壁に付いている水分を落とし、換気扇をよく回しておくことがコツです。
雨でもお部屋でゴロゴロ楽しい!:フローリング・カーペット
梅雨の時期にフローリングの掃除をすると余計に湿気が気になるのでは?と思いますが、実は湿気の多い梅雨の時期にしっかり掃除しておくのがおすすめなんです。
夏は水分がすぐに蒸発してしまうので、意外とお掃除には向いていません。
また、大きな家具を移動させても湿気で埃が舞うことがないので良いですよ。
新しい雑巾や、気軽で雑菌が気にならないウェットシートなどを使うと便利です。
カーペットの場合も、静電気の発生しやすい乾燥した時期よりも、梅雨のほうがゴミを吸い取りやすくなります。
重曹を撒いて2~3時間経った後に掃除機をかけると、重曹が湿気を吸いとってくれるのでおすすめです。
カビや湿気は関係ないけれど…:キッチン回り
大掃除から期間が経っていたら、キッチン周りもお掃除しましょう。
湿気やカビではなく油汚れが主ですが、やはり冬の大掃除よりも気温の高いこの時期の方がお掃除に適しています。
それなら気温の高い夏にやったら?と思われるかもしれませんが、暑くてやる気の出ない時期に汗だくになるよりも、夏前の梅雨の時期にお掃除することをおすすめします。
せっかく大掃除をするなら効果的にカビ・ダニ対策もやっちゃおう!
梅雨の季節にふと目に入る「カビ」。
気持ちも落ち込みますが、カビは身体にも良くないのです。
せっかく大掃除をするのですから、効果的にカビ・ダニ対策もやってしまいましょう!
なぜこんなにカビは嫌われているの?
カビは「じめじめとした湿気(湿度70%以上)」、ホコリ・人のアカなどの「汚れ」、「気温が25~30℃」の3つの条件が整うと増殖するといわれています。
そして、カビは胞子を空気中に撒き散らすので、吸い込むとアレルギーやアトピー等の病気の原因にもなります。
健康問題ばかりではありません。
結露しやすい窓際の木部がカビて腐り、建材が劣化、シロアリ発生の原因にもなってしまいます。
やはり、カビは嫌われて当然なのですね。
主なカビやダニの発生場所をチェック!
次に、主なカビの発生場所と原因をチェックしましょう。
①水回り(洗面所・浴室など)
原因:水蒸気・石鹸カス・栄養分のある汚れ
②窓ガラスのゴムパッキン
原因:結露
③エアコン内部
原因:結露・通風不足
④押入のなか
原因:布団の水分・通風不足
⑤フローリング・カーペット
原因:食べかす・フケ・湿気
さっそくカビ対策!
①防カビ:浴室
梅雨は壁、天井、換気扇周りにカビが発生しやすいので、掃除用ワイパーを使って水気を拭き取ることが重要です。
カビ取り剤を塗って拭き掃除をおこない、防カビ効果のある燻煙剤を使うなどの掃除をおこうと、防カビに効果的です。
②防カビ:窓・網戸の掃除
汚れたままの網戸を使用すると、アレルゲンが風と一緒に室内に入ってしまい、喘息などの呼吸器疾患やアレルギー疾患を引き起こす原因になります。
掃除機で吸い取るなど、網戸の汚れを効率良く落とすことが大切です。
③防カビ・防ダニ:フローリング・カーペット
フローリングやカーペットにたまったホコリ、フケなどの汚れはダニのエサになるので、モップやウェットシート、掃除機などでこまめに掃除して、ダニ対策をすることが防カビにも繋がります。
④防カビ・防ダニ:エアコン掃除
室内の空気を吸いながら部屋の空気を暖めたり冷やしたりするエアコンのフィルターは、空気中のホコリなどで一番汚れやすい場所といえます。
梅雨の間に掃除をしなければ、フィルターの汚れが湿気を含んでダニやカビの繁殖につながり、夏にエアコンを使ったときにカビの胞子やダニの死骸、フンなどが撒き散らされることになります。
梅雨はホコリの除去をしやすい時期ですので、本格的にエアコンを使う夏を迎える前に、エアコンの掃除をしておくことが大切です。
まとめ
鬱陶しい梅雨ですが、気持ち良く過ごしていくうえで大事な大掃除に向いていると知ったら、梅雨の湿気もありがたく思えますね。
気持ちもスッキリ、さわやかに過ごしていくためにも、ぜひこの梅雨の季節に大掃除をすることをおすすめします。
大変だなと難しく考えずに、手の届くところから始めてみてはいかがでしょうか?
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