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- 初めての梅雨の一人暮らしに!コストパフォーマンスの良い湿気対策とは?
目次
この春から一人暮らしをスタートし、初めて迎える梅雨の季節。
どんな対策をしたら良いのか、どんな対策なら効果があるのか、分からないことが多いですよね。
毎年、梅雨の季節になると体調が良くないからしっかりと対策をしたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、新生活は何かと出費が多いもの。
できれば失敗せず、コストパフォーマンスの良い方法で湿気対策をしたいですよね。
今回は梅雨の季節に向けて湿気対策を考えている方に役立つ、有効でコスパの良い湿気対策グッズをご紹介いたします。
梅雨の湿気で起きる悩みとは?
そもそも、何故梅雨の季節になると湿気が気になるのでしょうか。
梅雨とは5月から7月頃にかけて雨や曇りの日が多くなる現象のことです。
この時期になると気温が上がり、さらに雨が降ることによって空気中に含まれる水分量が多くなるので、湿度が上がるのです。
気象庁が調査した1991年から2020年のデータでは、東京の湿度はもっとも低い1月の51%に対しもっとも高いのは7月の76%と、梅雨の時期に大きく湿度が上昇していることが分かります。
また梅雨はただ湿度が上がるだけでなく、暮らしや体調など生活にも影響を与えています。
湿気はカビの原因になる
梅雨の時期に窓や扉が結露していたり、洗濯物がなかなか乾かず生乾き臭がしている場面を見かけたことがあると思います。
湿気をそのままにしていると、結露した場所や水が滴り落ちた場所にカビが発生する可能性があります。
カビは湿度と温度が高い場所が大好きです。
とくにキッチンやバスルーム、脱衣所などの水回りはカビが繁殖しやすく、気づけばカビが発生しているなんてことも。
また、通気性の悪い場所も湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすいです。
キッチンや洗面台の扉の中やクローゼットの中など、意外な場所でもカビが繁殖します。
さらに、カビの胞子を吸い込むとアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。
梅雨は体調が悪くなる
梅雨になると、カラダのだるさを訴える方が多くなります。
梅雨の間は低気圧が続き、身体を休ませる神経である副交感神経が優位に働くようになるため、身体がお休みモードに入ってしまいます。
そのため、だるさややる気が出ないという症状が出るのです。
肩こりや偏頭痛がひどい場合も、低気圧が続いたせいで症状が出てきます。
さらに、気温の寒暖差や湿度の高さが引き起こすストレスが身体の代謝を落ちし、だるさや食欲不振などの体調不良に繋がっている場合もあります。
においもとれる!湿気対策グッズ3選
このように、湿気はそのままにしておくと家や身体にとって悪影響となってしまうことがあります。
毎日を気持ち良く快適に過ごすためにも、家の中の湿気対策はしっかりしておきたいですよね。
除湿器などを買うことも大事ですが、一人暮らしで忙しくしているとなかなか大掛かりな対策がとれなかったりするかと思います。
そこでまずは、あなたの家にもあるかもしれない、万能湿気対策グッズを3つご紹介いたします。
普段の生活から取り入れられるちょっとしたところから取り組むことで、費用をかけずにコストパフォーマンスの良い湿気対策ができますよ。
重曹
お料理やお掃除に使うイメージが大きい重曹ですが、実は除湿効果と防臭効果を秘めているんです。
重曹なら持っている、という方も多いのではないでしょうか。
使い方は瓶などに重曹を詰めて、湿気を取り除きたい場所に置くだけ。
重曹が空気中に含まれる水分を吸い込んでくれます。
また重曹は弱アルカリ性で「カビ自体を寄せ付けない」という性質もあるのだから驚きですよね。
キッチンのシンク下やシューズボックスなど、空気がこもりやすい場所に置きましょう。
水分を吸い込むと重曹が固まるので取り替えてください。
固まった重曹はお掃除に再利用することもできますよ。
木炭
昔から湿気対策として使われてきた物、それが木炭です。
あまり家に常備している物ではありませんが、アウトドア好きの方なら持っていることもあるかもしれませんね。
木炭には小さな穴が無数に空いていて、この穴が湿気をまるでスポンジのように吸収してくれます。
こちらも使い方は簡単。
木炭をカゴや袋などに入れて、除湿したい場所に置くだけ。
また、重曹と同じくイヤなにおいも吸収してくれるので、臭いが気になる場所に使うのもオススメです。
最近ではインテリアに馴染む除湿用木炭も販売されているので、気になる方はぜひお調べになってください。
新聞紙
重曹と木炭は細かい場所で使いやすいですが、大きな場所で使いたいなら新聞紙が便利です。
とくに、布団を床に直接敷いている方は、敷布団の下に新聞紙を挟むことをオススメします。
実は、布団の裏側はカビが発生しやすいポイント。
新聞紙を挟むことで湿気を吸収し、カビの発生を抑えてくれます。
新聞紙は窓の掃除などにも使えるので、備えておいて損はない万能アイテムです。
部屋干しもOK!湿気対策家電3選
これまでご紹介したグッズは身近にありながら効く便利なものですが、室内全体の除湿などには少し不向き。
全体的な除湿をおこなうには、やはり家電を活用するのが効率的です。
ここからはお部屋全体の除湿に便利な家電を3つ、ご紹介いたします。
除湿器
除湿と言えば、その名のとおり除湿器を使うと良いでしょう。
温かく湿った空気を取り込んで冷やすことで、湿度を下げてくれます。
一言に除湿器と言っても、その機能によっていくつかの種類があります。
とくに一人暮らしにオススメなのが「衣類乾燥除湿機」です。
ひとりで忙しく過ごしていると、部屋干しすることも自然と多くなりますよね。
衣類乾燥除湿器は除湿機能だけでなく、部屋干ししている衣類を乾かすこともできます。
機種によってはイヤな生乾き臭を防いでくれる機能も搭載していて、梅雨の一人暮らしを強力にサポートしてくれるはずです。
エアコン
実は、エアコンでも除湿をすることが可能です。
気温が下がると空気中に含むことのできる水分量も減るので、エアコンを使って室内気温を下げることでも除湿ができるんです。
エアコンなら賃貸物件でもほとんどのお部屋に備え付けられていると思うので取り入れやすく、わざわざ購入する必要もないのでコストパフォーマンスも良好です。
また、「ドライ」機能が搭載されている機種も多くあります。
湿度が高いときはドライ、湿度も気温も高いときは冷房、と使い分けることで効率的に除湿をすることができますよ。
サーキュレーター
除湿器とエアコンの効果を最大限に発揮させるために、サーキュレーターもあわせて設置するのがオススメです。
そもそもサーキュレーターとは、直接風を送ることを目的とする扇風機とは違い、風を「循環」させることを目的に作られている家電製品です。
除湿器やエアコンで冷やした空気を部屋の隅々まで届けるだけでなく、通気性が悪い場所の空気も入れ替えてくれるので、お部屋全体をまんべんなく除湿することができるんです。
また、サーキュレーターは梅雨の時期以外でも役に立ちます。
夏は冷房の冷たい空気を、冬は暖房の暖かい空気をお部屋中に届けてくれます。
その上、部屋の空気温度が均一になると、その分空気を急激に冷やしたり暖めたりする必要がなくなるので、エアコン代の節約にも繋がりますよ。
さらに、エアコンを使用しない時期でもサーキュレーターは役立ちます。
部屋の中の空気を循環させるだけでもカビの発生を防ぎ、窓を開けて換気するときにあわせて使えばより効率的に換気ができます。
まとめ
普段は少し気分が落ちてしまうような梅雨の時期でも、湿気対策をすることで快適なお部屋での時間を過ごすことができます。
ポイントは、細かいところを除湿してくれるグッズとお部屋全体を除湿してくれる家電をあわせて使うことです。
あなたの家にもあるかもしれない重曹などのグッズを使った湿気対策から始めて、余裕ができたら家電もあわせて取り入れることでコストパフォーマンスの良い湿気対策ができますよ。
グッズも家電も自分好みの物を選んで素敵なお部屋にすれば、梅雨の雨もいつもより楽しめるかもしれませんね。
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Writer この記事を書いた人
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