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パパママを悩ませる電車内での子どもの行動!行動の理由とマナー対策まとめ

辻村 美咲

パパママを悩ませる電車内での子どもの行動!行動の理由とマナー対策まとめ

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子供とのお出かけ、本当に気を使いますよね。

ただでさえ用意周到にたくさんの荷物を持って、子供が一人でどこかに行かないように目を離せない。

時間にも余裕を持ち、移動方法もよく考えて…大人だけであれば簡単なことが、とても大変な作業になります。

とくに電車内では、他の方に迷惑がかからないように周囲への配慮もしなくてはいけません。

それは赤ちゃんだけでなく、年齢が上がれば運動能力も上がり、さらに子供自身に反抗心も出てきます。

子供とのお出かけが楽になるのは、ずっと先の話です。

子供は、なぜか外出先やマナーを求められるような電車内などだと、いつも以上に手が負えなくなったりしませんか?

今回は、その理由と対策についてお話したいと思います。

子どもが電車内で泣いたりぐずったりする理由

子どもが電車内で泣いたりぐずったりする理由

子どもが泣いたりぐずったりする理由を見つけるのは本当に難しいです。

それができれば苦労しないのが本音ですよね。

とくに0歳〜1歳の赤ちゃんの頃は「暑い」「寒い」「お腹減った」「眠い」「何か心地悪い」「うるさい」「おむつが不快」とにかく何てことのない理由で泣いたりグズグズになったりします。

眠っていたかと思えば泣き出したり、赤ちゃんは数分先の行動が読めないですよね。

それ以上の歳になっても「なんかつまらない」「飽きた」「疲れた」「眠い」「お腹減った」などで機嫌が悪くなったり、いうことを聞かなくなったりします。

普段から子どもはそうですが、とくに電車内では泣き出す、ぐずるが増える傾向にあります。

・いつもと違う環境

・慣れない場所

・周囲に迷惑をかけないように親がピリピリしてしまう

・狭い空間で窮屈に感じる

などが大きく影響しているのではないかと思います。

どれも不可抗力な理由ばかりです。

それでも、今の世の中では相手が赤ちゃんであれ「うるさい」と思われてしまい、注意だけならともかくときに怒鳴られるようなこともあります。

子育てのしにくい社会だと言ってしまうとそれまでですが、批判する方が悪者かとなると、そうとも言えません。

なぜなら、子どもは声の大きさが調整できません。狭い空間で長時間他人の子どもの泣き声などを聞き続けるのは、たしかにストレス。

子どもが好きか嫌いかは関係ありません。それに人はそれぞれの事情があります。

「大人だから我慢しなくてはいけない」と思えない人、状況もあるのです。

ただ、すべての人が子どもの声や親に反感を持っているわけではありません。

「ママ、大変そうだなぁ」「子どもだから仕方ない」と思ってくれている人もいることを忘れてはいけません。

ピリピリし過ぎてもよくない、しかし開き直るのもダメ。それならどうすればいいのか?

それこそが子連れの電車内のマナーの難しいところです。

赤ちゃんがぐずったり泣いたりしたときの対処法

赤ちゃんがぐずったり泣いたりしたときの対処法

赤ちゃんは泣きます。泣くことが仕事で泣かなければ何も伝えられないので、仕方がないことです。

しかし「赤ちゃんだから仕方ないでしょ」との態度では反感を買ってしまうのも仕方ありません。

あんなに小さい体で、とんでもない大きさの声で泣きます。言い聞かせることは無理な歳ですが、自分ができる努力はしましょう。

・ベビーカーなら抱っこであやす

・元から抱っこしているのなら抱っこの仕方を変えて気分を変えてあげる

・耳元で話しかけて安心させる

・一旦下車して外の空気を吸わせてあげる

・おむつが汚れてしまったようであれば、一旦下車して交換してあげる

遠出の場合は、おむつ交換が可能な駅を事前調査しておくといいです。

また、下車が難しいのに泣き止まないような状態であれば「あと2駅だからがんばろうね」などの声がけで、周囲に停車駅をアピールするのもいいです。

このままずっとこの調子かと…イライラしている人がいる場合に効果があります。

イライラしてしまっている人は赤ちゃんはもちろん、あなたのことも観察している場合がほとんどなので声がけも伝わります。

子どもが大声で騒ぐときの対処法

子どもが大声で騒ぐときの対処法

赤ちゃんを卒業し、2歳以上になると抱っこで誤魔化すこともできません。

さらに、多くの子どもが「イヤイヤ期」に入り、親に反抗したくて仕方ない時期です。

身体能力も上がり、飛んだり跳ねたり、大声を出したり、暴れたり…家や公園だって手に負えないようなこともあります。

ある意味赤ちゃんよりも手がかかるこの時期は、どのような対処法があるのか年齢ごとに説明します。

・1~2歳の子ども

赤ちゃんではないものの、まだまだ親の話の一部しか理解できません。意思の疎通も困難な頃です。

大した理由がなくても泣くこともありますし、多少力がついていますので、抱っこしても暴れるとこともあります。

この頃は、興味を引くような簡単な話しかけが効果的です。

窓の外の景色で車を指ささせたり、大好きなおもちゃで興味を引いたり、絵本やぬいぐるみなどのスペースが必要ないおもちゃもおすすめ。

体の部分の名前を当てるゲームや色の名前を当てるゲームなど、その場にあるものでできる簡単なゲームに誘うのもいいです。

・2~4歳の子ども

この年頃は会話が成り立ち、親のいうことも理解できる部分が増えますが、マナーやルールなどの意味を理解するのは難しい。

「やらなければならない」意味がわからないのです。相手を思いやる、周囲に合わせるのもまだ無理です。

その上、多くの子どもがこの時期に「イヤイヤ期」を迎え、とにかく反抗しかしなくなります。

テーブルから箸が落ちただけで泣いて転げ回るような時期です。

電車などでの移動が一番難しい時期と言っても過言ではありません。

この年頃に効果的なのは、子供にもわかりやすい言葉を使ってマナーを守ることを遊びと交えるのがおすすめ。

たとえば「じ〜っとできた方が勝ち」「次の駅まで喋らないゲーム」「大きい声で話したら負け」や、昔ながらの「しりとり」など親も一緒に参加してあげるとよろこんで参加してくれます。

声のボリュームが調整できていない子どもが多いので「大きな声を出さないの!」ではなく、親自身が小声で話し「ここは電車の中だから、このくらいの声でお話しようか?」などの声がけもいいです。

声の正しい大きさが理解しやすく伝わります。

すべての理解が難しくても、この頃からマナーについて話をしていくことは今後のプラスになります。

しかし、それでもあまりに暴れるような状況であれば、一度電車から降りて本人の気持ちを落ち着かせてあげることも大切です。

あまり深い理由がないまま癇癪を起こしていた場合は、環境が変わることでアッサリと静かになることもあります。

・4歳~5歳の子ども

この年頃になると、幼稚園でいえば年中から年長。

集団生活を始めて時間が経っていますので、ルールやマナーについて理解していますし、親のいうことの大半が理解できます。

理解した上で守れるかは本人次第ですが、親の説明が伝わりますので、電車内のマナーについて乗車前から教えておくのがおすすめです。

それでもマナーが守れないようであれば、下車してお出かけを中断させる荒治療も必要かもしれません。失敗から学ぶのも大事な経験です。

楽しみだったお出かけが中止になってしまったとの苦い思い出で、次から約束が守れるようになる可能性が高いです。

さらに環境によっては、小学校入学とともに1人で公共機関を利用する子どももいます。

マナーだけでなく、乗車方法や注意点なども一緒に教え始めるのがいいです。

子どもが電車内で大声で騒ぐなんて状況は、親もとても焦ってしまうものです。

だからといって「静かにしなさい!」「電車では静かにしないといけません!」「し〜!!」のような注意では、子どもに逆効果だったりします。

静かにしなきゃいけない理由がわからない、納得がいかない、親が怒っていてさらに不快だと思うからです。

怒っても状況はよくなりません。大きい声なんて一番ダメです。

周囲の目が気になり「しっかり叱らなくては」と思うかもしれませんが、まずは落ち着きましょう。

騒ぐときこそ、子どもの注意を引く。静かにさせる方法でなく、注意を引く方法を考えると思えば、自分の子どもに合った方法が見つかると思います。

子どもが電車で歩き回るときの対処法

子どもが電車で歩き回るときの対処法

・1~2歳の子ども

まだまだ電車内の揺れで転ぶ可能性が高い年頃。

抱っこが効果的ですが、体重も10kgを超えてくるので体力的に辛い時期です。

可能であればベビーカーを使用したり座席に座れる時間に乗車し、席で絵本などを読んであげたりするのがいいでしょう。

・2~4歳の子ども

この年頃は動きたくて仕方がない頃です。

考えよりも行動がメインの時期な上に動きが機敏なので、突然走り出したり暴れたりと親も予測が難しいような動きをします。

ベビーカーを卒業する子どもも多いので、しっかりと手を繋ぐなどの対処法がいいです。

中には手を繋ぐことを嫌がる子どももいますが、上記のようなゲームで子どもの気を引き、長時間動けない状況を誤魔化すように過ごすのが一番です。

・4歳~5歳の子ども

この年頃では、しっかりと事前に電車内でのマナーを教えておけば、マナーを理解しています。

長時間になる場合は我慢ができない子どももいるかもしれませんが、1人で本を読むことも可能ですし、普通の会話で退屈をさせないだけでも子どもの気持ちが落ち着きます。

この頃になると子どもも1人でできることが増え、親も常に2子どものことに気をかけているわけでないので、親がじっくりと話を聞いてあげるとよろこんでたくさん話をしてくれます。

基本的に子どもはじっとしているのが苦手です。それはもう、そういうものだと思うしかありません。

その上静かにしなくてはいけない電車内は本当に落ち着かせるのが難しいですよね。

しかし、逆を言えば、何かに集中している子どもは歩き回ったりしません。子どもの集中を自分に向け、気をそらせない方法が有効的です。

年齢によって方法はさまざまですが、おもちゃなども活用していきましょう。

また「飴」を使用するのも効果があります。

飴と言っても食べる飴ではなく「駅まで静かにできたら、お菓子を買ってあげる」などの駆け引きも利用すべきです。

座席に立ち上がったときの対処法

座席に立ち上がったときの対処法

・1~2歳の子ども

座席に立ってはいけないということが理解できません。

しかし、危険でもありますので立ち上がらせないように腰に手を添えておいたりするといいです。

また、子どもの足の長さだと立ち上がらなくても足が座席に乗ってしまいますので、着席時は靴を脱がせるのを忘れないようにしましょう。

・2~4歳の子ども

座席に座っても落ち着けない子どもが多いです。

動きも機敏になっていますが、立ち上がらせないようによく注意しましょう。

マナーやルールは、理解できなくてもこれまでに「危ないこと」はもう何度も教えられている歳なので「座席に立つのは危ない」ことを何度も伝えましょう。

事前に電車のマナーについての絵本などで絵を見せてあげるのがいいです。

また、この年頃の子どもは靴を履いたまま着席すると、前に立った人に足先が当たることが多いです。やはり靴は脱がせましょう。

・4~5歳の子ども

ダメなことの理由が理解できる歳です。逆に理由を言わないと納得ができない歳でもあります。

座席に立つことがなぜいけないのか、理由をしっかりと事前に教えましょう。

どの年頃にも言えますが、やはり安全面や衛生面を考えても座席に立つことは避けなくてはなりません。

とくに子どもの靴が、他の人の体に当たることのないように気をつけましょう。

どんな人であれ、靴が服に当たったりするのは非常に不愉快です。

意外と、あまり気にしていない親が多いのも問題です。5歳以上になっても、着席すると足をプラプラさせてしまったりします。

基本的に、しっかりと落ち着いて座ることができるようになるまでは、座席に座るときに靴は脱がせた方がいいと思います。

まとめ

子どもの電車内でのマナーは、よく話題になる問題でもあります。しかし、多くの人は初めから子連れに反感を持っている訳ではありません。

ただ「子どもが泣くのは当たり前」というような態度の親もいますので、他の子連れが批判・反感の対象になってしまっているのです。

結局のところ、大事なのは子連れに関係なく、相手のことが思いやれるかどうか。

親自身も人のことを思いやれるようにならなくてはいけません。

人に迷惑をかけないのも大事ですが、子どもに伝えるべきことは、マナーとともに思いやりなのではないかと思います。

自分の子どもたちが大人になる頃に、子どもとマナーの問題がないような社会であることを願うばかりです。

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Writer この記事を書いた人

辻村 美咲
結婚・出産を機に、広報担当の会社員からフリーのライターに転身。最近の楽しみは、娘と一緒に通っている英会話教室。日本語だけではなく、いつか外国語でも情報を発信したい。美容、健康、観光など、いろいろなジャンルの記事を執筆しています。
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