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苦くてマズいはもう古い!野菜の王様“ケール”の種類とおいしい食べ方
目次
苦くてマズいはもう古い!野菜の王様"ケール"の種類とおいしい食べ方
青汁の原材料として知られる緑黄色野菜「ケール」。
苦くておいしくないというイメージが定着していますが、近年は苦みの少ない品種が栽培されています。
また、ケールを使ったおいしい料理を提供する飲食店も増えていることから、若い女性を中心に注目されているのです。
そこで今回は、豊富な栄養素から"野菜の王様"とも称されているケールの特徴や種類、おいしい食べ方などについてご紹介します。
健康にも美容にもいい!地中海原産の葉野菜「ケール」とは
ケールは、アブラナ科・アブラナ属の葉野菜。原産は地中海沿岸で、キャベツの原種とされる"ヤセイカンラン"に近い品種です。
日本にきたのは江戸時代ごろとされており、「羽衣甘藍(はごろもかんらん)」や「緑葉甘藍(りょくようかんらん)とも呼ばれています。
ケールには豊富な栄養素が含まれており、日本人に不足しがちなビタミン、食物繊維、カルシウム、葉酸、ルテイン、カリウムなどを効率よく摂取できます。
また、体内で生成できない必須アミノ酸も含まれているので、バランスよく栄養を摂取することが可能です。
腸内環境の改善によって肌の調子が整うほか、体内に溜まった塩分の排出をサポートすることから"むくみ"の予防にも効果的です。
さらに、紫外線を浴びると発生するシミやしわの原因「活性酸素」を除去するはたらきも確認されています。
食べるUVケアともいわれるほど抗酸化力が強いケールは、エイジングケアを意識する女性の味方といえるでしょう。
欧米では食用野菜として愛されている「ケール」の種類
ケールと一言でいっても、種類はさまざまです。
欧米では苦味が少ない食用ケールがよく食べられており、ここ最近では日本でも健康志向の高まりから需要が高まっています。
以下は、食用として親しまれる4種類のケールです。
・カーボロネロ(黒キャベツ)
イタリア・トスカーナ地方原産の野菜。通常のキャベツとは違って1枚葉になっており、葉の形は細長く表面がちりめん状、色は濃い緑色です。
繊維質で風味が強いため煮込み料理に向いており、たとえばミネストローネやロールキャベツなどにするとおいしく食べられます。
・ゴズィラーナ
ケールとカーボロネロを掛け合わせて作られた野菜で、正式名称は「カーボロリーフグリーン」といいます。
カーボネロよりも葉の幅が広く、少しやわらかいのが特徴です。
また、苦味やくさみといったケール独特のクセが少なく、茹でたり炒めたりすることで甘味が引き立ちます。
なお、ゴズィラーナの名前の由来は"ゴジラ"からきているそうです。
・カーリー・ケール>
パセリのように細かくカールした葉が特徴的なケールです。
苦味やえぐみなどのクセがないため、葉先までシャキッとみずみずしい新鮮なものは、サラダや野菜ジュースにおすすめです。
厚みのある軸はこまかく刻み、やわらかくなるまで煮るとおいしく食べられます。
・コラード系ケール
ブロッコリーの葉のように、楕円形でしわのない葉が特徴的です。
色もブロッコリーの葉に近く、付け根から近いところの両側に大きな切れ込みがあります。
葉は比較的やわらかいですが軸は固いので、食べる際は取り除くか、こまかく刻んで使いましょう。
苦味の少ないケールを見分ける方法と調理のポイント
縮れがなく、大きく開いたやわらかい葉のケールは、苦味が少ない傾向にあります。
とはいえ、ケール独特の苦味が健康に良いともいわれています。
生で食べるサラダなどは苦味の少ないもの、煮込み料理などには多少苦味のあるものなど、工夫してバランスよく食べましょう。
ケールの苦味やえぐみ、青臭さは調理の際の下処理で軽減することが可能です。
塩でもんだり、塩を入れたお湯でサッと下茹でしたりするだけと簡単なので、ぜひ試してみてください。
ただし、ケールは水溶性の栄養成分を多く含むため、茹ですぎると失われてしまう栄養素もあります。
また、味や色を損なう原因にもなるため、茹ですぎないように注意してください。
なお、ケールは生食でもおいしく食べられますが、オリーブオイルなどの油と相性が良く、また加熱することで甘味が増すので、ぜひ試してみてください。
ケールの保存方法&期間
ケールを保存する際は、葉を重ねてフリーザーバッグなどの袋に入れて冷蔵してください。
これにより5~10日ほど日持ちしますが、日が経つにつれて苦味やえぐみが増すため、早めに使いきることをおすすめします。
なお、すぐに食べないという場合は冷凍保存をしても良いでしょう。
その際は、葉を切り分けてから2~3分ほど軽く茹で、フリーザーバッグに入れて冷凍してください。
どんな料理にもあう!万能野菜「ケール」のおすすめレシピ
ケールはサラダ、スープ、煮込み料理、炒めものなど、さまざまな料理に使える汎用性の高い野菜です。以下では、おすすめのレシピを2つご紹介します。
・牛肉のタリアータソフトケール(カーリータイプ)のサラダ添え(レシピブックTV)
・カリーノケールとひき肉のピリ辛炒め(トキタ種苗TOKITA SEED)
これらのレシピは、特別な日の料理にもぴったりです。ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
青汁のイメージが強いことから、ケールに対して「苦い」「おいしくない」という印象をお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、現在は日本でも生で食べられる食用ケールが栽培されています。
健康、美容にも良いといわれ、スーパーフードとしても愛される栄養満点のケールを食卓にお迎えしてみてはいかがでしょうか。
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