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熱中症の予防策と対処法について学ぼう!熱中症の時機到来!

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5月も中旬に差し掛かり、日中は上着を着る必要がない日もだんだん増えている今日この頃。

5月15日は関東でも最高気温が30℃を超える真夏日となったり、さらに5月の第3週は、札幌でも最高気温が20℃を超える日もあるとの予報が出ています。

こうして少しずつ本格的に暑くなってくると、水遊びや冷たいものを食べたりと楽しみも増えますが、その反面気をつけなくてはいけないこともあります。

それが熱中症。


毎年ニュースでも取り上げられ、天気予報のコーナーでも「明日は気温が高くなりますので、熱中症の予防策をしっかり行ってください」という注意喚起がされていますね。

しかしこの熱中症、7月や8月といった真夏に発症するものと思っている方もいるかと思いますが、実は今頃の時期も十分熱中症になる危険性があるのです!

今回は、そんな熱中症と、その予防策や対処法についてお話したいと思います。

熱中症ってどういうもの?

熱中症とは高温多湿の環境で起こりやすい病態のことで、厚生労働省では重症度合いをⅠ度からⅢ度に分類しています。

Ⅰ度(重症度 低)

めまい・失神・筋肉痛・筋肉の硬直(熱痙攣)・大量発汗

Ⅱ度(重症度 中)

頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感

Ⅲ度(重症度 高)

意識障害・痙攣・手足の運動障害・高体温

屋内外問わず気温が高い日にこれらの症状が現れたら、熱中症になっている可能性があります。

「熱中症」と「熱射病」、「日射病」との違いは?


熱中症と似た症状で夏に起きやすい病態として、熱射病や日射病がありますが、熱中症との違いをご存知でしょうか。

三つとも現れる症状はほぼ同じですが、熱射病は屋内・屋外関係なく、長時間にわたって高温多湿の環境下で作業をしている時に起きる病態で、日射病は屋外で長時間強い日射しにさらされて起きる病態を指します。

熱中症はこれらを総まとめにした病態と考えても良いでしょう。

熱中症になりやすい気温の指標

熱中症の危険が高まる気温の指標(WBGT)は、日本生気象学会という団体が以下のように4段階に分類しています。

注意レベル(25℃未満)

熱中症の危険性は低いが、激しい運動や重労働などを行うには注意が必要

警戒レベル(25~28℃)

運動や長時間の作業をする場合は、十分に休息や水分補給を行うことが必要

厳重警戒レベル(28~31℃)

外出の際は炎天下を避け、屋内にいる場合も室温の上がり方に注意が必要

危険レベル(31℃以上)

熱中症の危険性が著しく高く、特に高齢者は安静にしていても発症の危険性大。

外出は極力避け、屋内に入る場合も涼しい場所に移動する。

なお、厳重警戒レベルや危険レベルともなると、日常生活の全てにおいて熱中症になる危険性が高まります。

熱中症の予防策


上記の指標を見ても判るように、5月の気温でも十分注意が必要な熱中症。

そんな怖い熱中症を予防策として、以下の対策を行うようにしましょう。

1 小まめな水分補給と塩分補給
(汗をかくことで体内の水分と塩分が失われ続けると、脱水症状を起こしやすくなる)

2 体温調節をしやすい服装

3 外出時は帽子を被る

4 室内の温度を涼しく保つ

特に4の『室内の温度を涼しく保つ』というのは、冷房や扇風機などを使って室温を下げることが大事なのですが、電気代が気になったり、冷房は冷えすぎるからなるべく使いたくないという方もいるでしょう。

そういう場合は数時間だけ冷房を入れたら切って、その後は扇風機を回して残っている冷風を部屋全体に送るなどの工夫をされることをお薦めします。

最近は人感センサーを搭載して冷えすぎを防ぐエアコンも増えているので、古いエアコンを使っている方は、そうした冷えすぎを防ぐエアコンに買い替えることも一つの方法ですよ。

もし周りの人が熱中症になってしまったときの対処法


熱中症のもう一つの対策としてぜひ覚えていただきたいのが、周りの人が熱中症になってしまった場合の対処法です。

特に痙攣や意識障害を起こした人の場合、救急車を呼ぶべきかどうか迷うこともあるでしょう。

もちろんこれは危険だと判断した場合は救急車を呼ぶ必要がありますが、意識がある場合は救急車を呼ぶ前にいくつかのチェックポイントがあるので、それを実践することをお薦めします。

意識がある場合の対処法

1 涼しい場所に移動させ、衣服を調整したり火照った身体を冷やす

2 自分で水分補給ができるなら水分と塩分を摂らせ、体調の回復を待つ

意識はあるけど自力で水分補給ができない場合や、水分・塩分を補給したけど体調が回復しない場合は、最寄の医療機関へ連れて行きましょう。

なお、意識確認をした時点で反応がない場合はすぐに救急車を要請し、到着までの間に涼しい場所へ移動させ衣服の調整・体の冷却を行ってください。

おわりに

楽しいことも多いけれど、熱中症の危険性が常に高まるこれからの季節。

屋外での活動はもちろん、屋内にいるからと油断していると非常に危険です。

埼玉県熊谷市山梨県甲府市など、真夏には最高気温が40℃を超える地点も増えている日本。

まだ5月だからと油断せず、今のうちからしっかりと熱中症の予防策と万が一かかってしまった時の対処法を学んで、安全で楽しい夏を過ごせるようにしましょう!

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