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壁紙のヤニ汚れ!退去時に綺麗にしておこう!

壁のヤニ汚れを落とす方法

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賃貸物件を退去する際、借主は次の入居者のために原状回復をしてから部屋を返却する必要があります。

原状回復にかかる費用は、「畳が日に焼けてしまった」などの経年劣化などであれば借主に支払いの義務はなく、賃貸人負担であることが原状回復ガイドラインにて定められています。

しかし、壁のらくがきなどの故意の過失であれば借主負担です。

タバコによる壁のヤニ汚れも故意の過失にあたり、費用を請求される可能性が高いです。

ヤニ汚れはにおいや汚れを取り除いたり、場合によっては壁紙の交換が必要になったりしてクリーニング費用が高額となり、支払い費用をめぐってトラブルになりがち。

もしも自分でタバコによる壁のヤニ汚れを落とすことができたのなら、少しでも原状回復費用を抑えることができると思いませんか?

そこで今回は、壁のヤニ汚れによる黄ばみを落とす方法についてご紹介します。

壁のヤニ

ヤニ汚れを落とす6つのアイテム

以下の6つのアイテムが、ヤニ汚れを落とすのに有効だとされています。

汚れの度合や、壁紙の材質についても効果が異なるので、いくつか試してみてはいかがでしょう。

1.重曹

タバコのヤニは水溶性で、成分のほとんどは油性の強いタールだと言われており、そのタールの黒い色素が壁に付着して汚れの原因となります。

その油分を緩めるのには、アルカリ性の重曹水が効果的です。

作り方は簡単で、スプレーボトルにお湯100mlと重曹小さじ1杯を入れてよく振れば完成ですが、作るのが手間に感じる方は薬局などですでに配合された重曹スプレーが市販されています。

ヤニ汚れに直接重曹水をスプレーして、ブラシや雑巾で軽くこすります。

重曹は身体に優しく、手肌にも負担がかからないので安心して使うことができます。

2.アルコール

アルコールは揮発性に優れ殺菌効果もあるので、ひとつ持っていればさまざまな場面で活用できます。

特に初期のヤニ汚れに効果的なので、早めに対応するときはアルコールを使用してみてください。

3.セスキ炭酸ソーダ

アルコールや重曹で落ちなかったヤニ汚れにはセスキ炭酸ソーダです。

セスキ炭酸ソーダ水も重曹水と同じく市販でも販売されていますが、自作する場合はお湯500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1/2入れてよく混ぜて作ります。

アルカリ性が重曹の10倍とも言われているので、その分汚れを落とす力が強く、ガンコなヤニ汚れを落とすのに効果が期待できるでしょう。

4.市販の中性洗剤

上記したように、ヤニ汚れは水溶性です。

そのため、軽い汚れであれば食器用洗剤などの市販の中性洗剤でも十分効果的。

家にある中性洗剤をお湯で薄め、雑巾に含ませて拭き取ってみましょう。

5.オレンジオイル入りの洗剤

市販の中性洗剤にオレンジオイルが入っているものがあれば、さらに高い効果が期待できるでしょう。

オレンジオイルには油や脂肪を分解する力があり、こびりついたヤニ汚れも落としてくれます。

6.漂白洗剤

さまざまな方法を試しても落ちないガンコなヤニ汚れには、キッチンハイターなどの漂白洗剤を使いましょう。

漂白洗剤は色素を取り除いて白くする働きがあるので、ヤニの黄ばみにも効果が期待できます。

使うときには必ず水で薄めて、ゴム手袋とマスクの着用、換気を忘れずにおこなってください。

壁の掃除グッズ

壁紙のヤニ落としの効果を高める壁掃除の5つのコツ

壁をきれいにするアイテムが揃っても、その効果を最大限に引き出すことができなければ、黄ばみは簡単には落ちてくれません。

そこで、壁を掃除するときのコツを見ていきましょう。

1.試し拭きをする

漂白剤など、汚れを落とす力が強いものを壁に使う場合は、壁紙が変色してしまうケースも。

取り返しがつかないことにならないように、目立たない場所で試し拭きを行ってください。

2.お湯を使う

壁掃除には、45℃くらいのお湯を使いましょう。

重曹や洗剤を混ぜるときには水よりもお湯を使うことで、汚れを柔らかくして取り除きやすくなり、汚れ落ちが各段に良くなります。

3.壁紙のつなぎ目には注意

壁は1枚の壁紙が貼られているわけではありません。

複数枚の壁紙を繋ぎ合わせて貼られているので、繋ぎ目に水分が染み込むと壁紙がはがれる原因になります。

繋ぎ目の位置を確認して、そこに直接洗剤をつけないよう注意してください。

4.洗剤を吹きかける量に注意

壁紙に直接洗剤や重曹水を吹きかけすぎてしまうと、溶けたヤニが液垂れし、汚れが筋染みになってしまうことがあります。

吹きかける際には量に気を付けましょう。

5.仕上げが肝心

どんなことでもそうですが、壁の掃除も仕上げが肝心です。

重曹などを壁につけたまま放置してしまうと、壁紙が傷んだり変色したりして逆効果になってしまいます。

いずれの方法で掃除をした後も、水拭きで洗剤をしっかり落とし、乾いた雑巾で仕上げ拭きして乾かしてください。

また、ヤニはカーテンや家具など空気が触れる場所にはどこにでもついています。

備え付けのカーテンの場合は洗濯機にかけ、家具などもしっかり拭き掃除をして仕上げましょう。

日頃から気を付けましょう

おわりに

この方法を試すことで、ある程度のヤニ汚れを落とすことができるでしょう。

しかし、壁紙に染み込んでしまったひどいヤニ汚れは、プロでも完全に落とすことは難しいようです。

いざというときに苦労しないようこまめに壁を掃除し、汚れが着かないようにしたり空気清浄機を使ったりするなど日頃から気を付けましょう。

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