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- 3月の旬の食べ物とイベントをご紹介!春先取り情報満載!
目次
1月は「いく」、2月は「にげる」、そして3月は「さる」といわれるように、3月は去っていく別れのイメージがあります。
しかし、別れの後には新しい出会いが待っています。
このように、3月は寂しさのなかにも、ワクワクした次への希望を感じることができる季節です。
そこで、春の暖かさのなかに気持ち良く一歩を踏み出すことができる手助けになればと思い、3月の「旬な食べ物」と「イベント」をご紹介します。
3月の旬の食べ物①野菜と果物について
「上旬、中旬、下旬」または「今が、旬!」などと、いろいろな場面で「旬」を見かけます。
ところで、「旬」とは何なのでしょうか?
ここでは、「旬」の意味と、春の訪れを伝えてくれる3月の旬の「野菜」と「果物」についてご紹介します。
<旬とは?>
上旬や中旬といった暦のうえで使われる場合の「旬」とは、「10日間」という意味があります。
これは古く中国から伝わっています。
では、「今が、旬!」というように食材に使われる場合はどうでしょう。
それは、日本だけに使われる表現で、「ほかの時期よりも新鮮に食べることができ、市場にも出回るため、値段も安価になり、美味しいうえに消費者にもうれしい時期」のことをいいます。
安価というところで、初物とはまた違う意味合いがあるんですね。
今は、栽培方法が近代化され旬がわかりにくくなっていますが、日本人は旬の食材に対し愛着を持っています。
<3月の旬の野菜と果物で新しい季節に活力を!>
3月といえば、寒さのなかに少しの暖かさや緑の芽吹きに春を感じる月です。
寒さを乗り越えた強さを感じる、3月の旬の野菜をご紹介します。
まずは、春を代表する山菜で雪の中からニョキっと顔を覗かせるふきのとうです。
店頭に並んだふきのとうや、山菜摘みに出かけ収穫したふきのとうが食卓にのぼると、 春を実感できます。
そして他にも、見ても鮮やかな黄色い花で楽しませてくれる菜の花があります。
一面の菜の花は、視覚と味覚で春を知らせてくれます。
その他にも、独活・アスパラ・春キャベツなど、冬の寒さを乗り越えた野菜が旬をむかえます。
次は果物です。
意外かもしれませんが、3月に人気がある旬の果物はイチゴなのです。
イチゴといえば、クリスマスケーキを彩ってくれるので冬のイメージがありますが、冬のイチゴはハウス栽培のもので、露地物のイチゴの旬は3月からです。
3月のイチゴは、大粒で甘さが増し、何より価格が冬に比べ安価になるのでイチゴ好きにはたまりません。
その他には、国産オレンジです。
伊予柑や日向夏、夏ミカンなどは香りが爽やかな柑橘系のイメージから、夏が旬と勘違いしますが、実は3月から旬をむかえます。
本当に、3月の旬な食べ物は色や香りからも暖かさを届けてくれるものばかりですね。
3月の旬の食べ物②魚介類と料理について
長い冬が終わって、暖かい風と心地よい日差しが届くようになると、3月の旬の食材も数が増え、野菜や果物以外にも魅力的な食材がたくさんでてきます。
ここでは、3月の旬の野菜や果物以外の食材「魚介類」と、美味しくいただく料理についてご紹介します。
<3月が旬!魚介類で磯の香りを感じよう>
春を代表する旬の魚といえば、「鯛」です。
今では養殖も多くなりましたが、鯛の旬は産卵を控えた3月ごろで、水揚げされ「桜鯛」とも呼ばれています。
この時期の桜鯛は、体がピンク色で脂の乗りも良いので本当に美味しく、旬の魚の代表です。
よく、お祝いの膳に尾頭付きとして登場しますね。
桜鯛は、焼き物以外にも刺身、煮付け、アラでとった出汁を使ったお吸い物など、捨てるところがないほど美味しく食べられます。
もう一つ、春を代表するお魚をご紹介します。
「春告魚」と呼ばれるニシンです。
ニシンというと、お正月に食べる卵の数の子が有名ですが、甘露煮、塩焼き、煮付けにして美味しく食べることができるニシンは3月からの春が旬なのです。
また、富山湾で3月1日が漁の解禁日になり、「春の訪れ」といわれているホタルイカや、3月3日雛祭りでいただくお吸い物の主役ハマグリも3月が旬の食材です。
その他にも、シラスやシラウオといった小さいけれどもしっかり美味しさをアピールする魚も、3月に旬をむかえます。
<3月に美味しい料理の数々>
3月はお祝いの季節でもあります。
雛祭りや卒業祝い、合格・就職祝いなど、イベントの時に旬の食材を使った料理を美味しくいただけるというのも楽しみですよね。
ふきのとうなどの山菜の天ぷら、菜の花のおひたし、ホタルイカは釜茹でにして酢味噌でいただくのもいいですね。
シラスは釜茹でが良く知られていますが、獲れたて新鮮なシラスは生姜醤油やポン酢でいただくと大変美味しいですよ。
まさに、旬でしか味わうことのできない食べ方です。
汽水域で川をのぼってくる、春が旬のシラウオは天ぷらはもちろん佃煮にしても美味しいですよ。
お祝いでしたら、尾頭付きの鯛の姿焼きはもちろん、ちらし寿司にハマグリのお吸い物で気分は最高に上がります。
春の季節の行事でいただくスイーツも楽しみです。
雛あられ、菱餅、そしてお彼岸の牡丹餅などです。
3月は、4月からの新しい生活に向け元気をつけてくれるような、エネルギーに満ちた食材や料理が多いですね。
3月の行事といえばなに?春の行事をご紹介
春うららかな季節とは裏腹に、3月は別れというイメージがありますね。
卒業や転勤、引っ越しなど、なんだか切ないことが多いような3月ですが、、他にもいろいろな行事がありますよ。
<卒業式や転勤>
やはり3月といえば卒業式です。
たくさんの歌で歌われているように、3月は卒業をイメージする方が多いですよね。
卒業式に歌った歌で、世代がわかるといわれるように人生のなかでずっと記憶に残る行事といえます。
次は、転勤です。
社会人になり、3月に移動が通達され転勤が決まるハラハラドキドキを味わったことのある方も多いでしょう。
送別会の場で食べた料理など、記憶だけでなく五感で残る行事といえます。
行事といえるかはわかりませんが、春の大きなイベントとして引っ越しもあります。
就職や進学で初めての一人暮らしをする方には、親元を離れる淋しさとこれからの生活へのわくわく感とで複雑な引っ越しとなり春の思い出です。
空港や駅のホームでのお見送りは、3月の代表的なシーンとなっています。
このようなことから、3月という季節の風や匂いは、人それぞれで記憶に残っていくのですね。
<雛祭りとお水取り>
ここでは、3月の伝統的な行事についてご紹介します。
まずは、雛祭りです。
早くからデパートなどでひな人形が並び始めると、春を感じ暖かさも伝わってくるから不思議です。
雛祭りは、「春ですよ、季節が変わりますよ」と優しく教えてくれる行事です。
そして、春の季語にもなっている東大寺二月堂の「お水取り」です。
奈良時代から途切れることなく続いてきた行事で、令和4年で1271回になる古都奈良の春の風物詩でもあり、日本を代表する春の行事です
赤々と燃える松明が灯され、人々の健康を願う伝統的な行事はこれからもつづきます。
このように、3月は多くの行事で春の訪れを教えてくれるのです。
まとめ
いかがでしたか?
3月の旬の食べ物やイベントをご紹介してきました。
3月は、別れと出会いの季節ですが、その別れや出会い、そして変わる季節の喜びを彩ってくれる旬の食べ物が多くあります。
一年を通して関わりがあった人やお世話になった人と、ねぎらいの意味も込めて是非ご賞味ください。
春のイベントに参加の際、旬の食べ物を召し上がりながら、春を先取りしましょう。
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