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- エアコンの寿命を長持ちさせる方法とお手入れの仕方をご紹介
目次
今回はエアコンの寿命を長持ちさせるための方法についてご紹介していきます。
また、性能をなるべく落とさないようにする、お手入れ方法についてもみていきましょう。
汚れや劣化を放置していると、病気などのリスクにもなりかねないため注意が必要です。
エアコンのお手入れをしないと寿命が縮まる
まずエアコンの一般的な寿命は、平均13年といわれています。
メーカーごとに最低保有期間が定められており、この期間が終了すると修理対応ができません。
期間内の故障であれば、修理が可能です。
もし調子が悪く修理すべきか買い替えるかで迷った場合には、この最低保有期間を確認してみるのがおすすめです。
故障原因についてはいくつかの理由が考えられます。
1つは冷媒ガスの不足です。
これは放出される空気を冷やしたり温めたりしてくれるもので、配管などに亀裂があるとこのようなトラブルになります。
自分で確認するのは難しいため、業者に調査してもらう必要があるでしょう。
2つ目に、ほこりや汚れが原因の場合です。
内部のフィルターにほこりが詰まってしまうと、送風口がふさがれて送風できなくなることがあります。
また、フィルターの奥にある「フィン」と呼ばれる部分にほこりが詰まってしまった場合も、送風ができなくなります。
汚れやほこりが原因の場合、性能が落ちて効きが悪くなるのに加えて、電気代も余計にかかってしまいますね。
そうなる前に定期的に掃除するのがおすすめです。
汚れを長期間放置し続けてしまうと、交換が必要になる場合もありますよ。
自分でできるこまめな掃除によって故障の可能性を減らし、寿命を延ばすことができるかもしれません。
3つ目に室外機に問題がある場合です。
室外機の周辺に障害物があったり、ゴミやほこりがたまったりすると、不調にもつながります。
直射日光が当たっている場合にも、支障がでることもあるので確認してみましょう。
<エアコンの寿命を縮めない使い方>
それでは寿命を縮めないためにはどうしたらよいのでしょうか。
それはお手入れをこまめにするなどメンテナンスをおこない、汚れたままにしないことが大切です。
また、エアコンが汚れやすい環境で使うのも、寿命が縮まります。
とくに油汚れや湿気、タバコのヤニなどは影響しやすいようです。
さらに湿気の多さもカビの原因になるので、こまめな換気も大切ですね。
お部屋をできるだけ清潔な環境に保つことも、長く経済的に使うためには大切になってきます。
エアコンのお手入れ方法をご紹介
次に性能を保つためのお手入れ方法についてご紹介していきましょう。
エアコンからのニオイや汚れが気になる場合には、とくにお手入れが必要です。
付きやすい汚れはホコリや花粉、タバコのヤニなどといわれています。
とくにエアコンフィルターにはこれらの汚れがたまりやすいようです。
性能を落としてしまうのに加えて、その汚れが風とともに部屋に流れてしまうので、身体にもよくありません。
またカビも発生しやすいので注意しましょう。
自分でお手入れするのにまず必要な道具は、掃除機と使い終わった歯ブラシなどです。
まず電源を抜いて、カバーを外し、フィルターを引き出します。
取り出したフィルターの表と裏に掃除機をかけてホコリを吸い出しましょう。
その後、お風呂場でシャワーを使って水で汚れを流します。
細かい汚れはこの時に歯ブラシで優しくこすって、落とすようにしましょう。
その後水気をとって、陰干しで乾燥させます。
フィルターのお手入れはここまでです。
次に本体は、こちらでは割りばしとキッチンペーパー、輪ゴムを使ってお手入れしていきます。
まず割りばしの先にキッチンペーパーを巻き付け、輪ゴムで止めた棒を濡らします。
水分を硬く絞ってから、本体の吹き出し口や枠の汚れをお手入れしていきましょう。
本体の外側は、雑巾などを使用して拭くようにします。
あまり力をいれすぎたり、細かいところまで無理に掃除しようとしたりすると、機械を破損させる危険がありますので、見える範囲で優しいお手入れを心がけてください。
その後フィンの部分の表面に掃除機をかけ、取れるホコリを吸い出します。
こちらも壊れやすいので、無理な力をかけないように気を付けましょう。
しっかり乾いたフィルターを元に戻して蓋をしめ、電源を指しなおせばお手入れが完了です。
フィルターのお手入れは、使用頻度の高い夏場と冬場には2週間に1回程度おこなうのがおすすめです。
使用が少ない時期でも、1か月に1回程度おこなうと清潔に保てますよ。
<クリーニングを業者に頼む方法もある>
エアコンクリーニングを専門業者に依頼して、お手入れしてもらう方法もおすすめです。
業者に頼むと、自分の手では届かない内部や細かい部品まで、丁寧に洗浄してもらえます。
クリーニングをしてもらうと効率もよくなりますし、節約効果も上がりますよ。
またカビの除去もしてもらえるので、汚れが原因の体調不良や故障も防げます。
自分でお掃除する手間などを考慮しても、メリットは大きいでしょう。
自分でこまめなお手入れをしている場合も、年に1回程度内部の洗浄をしてもらうのがおすすめです。
エアコンの手入れをしない場合のリスクとは
汚れや劣化から発生する病気のリスクには、どのようなものがあるのでしょうか。
体調を悪化させるカビには「アスペルギルス菌」と呼ばれる怖い菌がいます。
吸い込むと肺の組織を破壊するなど、呼吸に支障をもたらす病気になるようです。
とくに免疫力が弱い幼児や高齢者は気をつける必要があります。
この菌を含むカビが発生しやすいのは、水回りと温度差があるエアコンや窓などです。
なかでもエアコン内部は掃除を忘れがちなので危険ですね。
気管支ぜんそくなど、小児ぜんそくのアレルゲンの1つにもカビがあります。
エアコンのカビ胞子が気管支に入り、炎症を起こすと苦しい呼吸や咳などを引き起こすリスクもあるようです。
また、アトピー性皮膚炎も、カビが皮膚に付着して繁殖するせいで引き起こされる場合もあります。
さらに目にカビが付着すると、アレルギー性結膜炎を引き起こすこともあるようです。
このような病気のリスクを防ぐためにも、エアコンの定期的なお手入れは大切ですね。
お部屋の換気をこまめにおこなうのも必要です。
カビの原因になる室内のホコリを減らすことができますよ。
また「送風運転」をうまく活用するのもおすすめです。
湿気とホコリによって繁殖するカビですが、送風運転にするとフィンが稼働せずに風を送れます。
エアコン内部が結露せず湿気を排気できるので、カビ発生を防止できますよ。
<忘れがちなリスク!室外機もエアコンに影響する>
忘れてしまいがちなエアコンの室外機ですが、ここに枯れ葉や土埃などが詰まってしまうと、エアコンの動作にも悪影響になります。
周辺に物がある場合は置かないようにしたり、汚れやごみがある場合には取り除いたりしましょう。
しかし、こちらもエアコンと同様に、手が届かない範囲の掃除は故障につながりますので危険です。
見える範囲の汚れや詰まり以外の、内部などの汚れが気になる場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。
エアコンの取扱説明書にも、お手入れの方法が記載されているので、そちらも参考にして無理せず対応するようにしましょう。
まとめ
エアコンのお手入れについてまとめました。
故障につながったり、寿命を縮めてしまったり、病気につながったりするリスクもある汚れやカビ。
気になる方はお時間のある時にお手入れしたり、業者に依頼したりして快適に暮らせるようにしていきましょう。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。