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- 衣替えの時期はいつ?季節の変わり目にあたふたしない衣替えメソッド
目次
衣替えをする際、時期などを気にせず、気温(体感温度)などを考慮して行っているという方も多いでしょう。
確かにそれでも問題はないですが、目安時期を知っておくと衣替えをよりスムーズに進められますよ。
今回は、衣替えの時期や目安の気温、衣替え時の洗濯や衣服の収納方法など、衣替えに関する様々な情報をご紹介していきます。
季節の変わり目!衣替えはいつからやればいい?
衣替えをいつやるかは、その時期の気温などに左右されますが、通常は以下の時期に行うとされています。
・冬服から春服への衣替え:4月1日
・春服から夏服への衣替え:6月1日
・夏服から秋服への衣替え:9月1日
・秋服から冬服への衣替え:10月1日
とはいえ、冷夏や暖冬というケースも珍しくなく、その場合、季節の服がその時期の気候に合わないということが起こりえます。
そのため、6月初旬に春物と夏物を、10月初旬に秋物と冬物を、といったように2シーズンまとめて衣替えを行う方が多い傾向にあります。
また、最高気温で衣替えのタイミングを決めるというケースもあるようです。
・最高気温が20~22度
→春物から徐々に夏物へ。半袖と薄手の長袖が活躍する。
・最高気温が22度以上
→完全に夏服。半袖や通気性の良い洋服が役立つ。
・最高気温が15~20度
→夏物から秋・冬物へ。日によって羽織るものが必要。
・最高気温が15度以下
→完全に冬服。厚手の洋服やコートなどが欠かせない。
最高気温20度を境にして、着る洋服が春夏物なのか、秋冬物なのかに分けられます。
最高気温が20度を超えるのは4~5月頃、逆に20度を下回るのは10月頃なので、前述した時期(春夏物は6月初旬、秋冬物は10月初旬)の前後に衣替えを行うと良いでしょう。
なお、衣替えの時期が過ぎても、前の季節の洋服を2~3週間ほど残しておきましょう(移行期間)。
移行期間を設け、その間、半袖のTシャツやニット、カーディガンや薄手のアウターなどを残しておけば、急な気温の変化にも対応できて便利です。
移行期間が終了に近づいたら、その日から向こう1~2週間の天気予報を見て、気温が安定しているかをチェックし、問題なさそうなら移行期間の終了日を決めて前シーズンの洋服をしまってください。
本州と違う!北海道民&沖縄県民の衣替えに最適な時期
衣替えのシーズンは全国共通ではなく、北海道と沖縄は以下のように区分されています。
・北海道の衣替え時期
>春服から夏服への衣替え:7月1日
>秋服から冬服への衣替え:10月1日
6月の北海道はまだ少し肌寒い日が続くので、夏服への移行は本州より1カ月後の7月1日くらいが良いそうです。
秋服から冬服への衣替えは本州と同様ですが、早朝と深夜は気温がグッと下がることが予想できるため、1枚程度は暖かいアウターを出しておくと安心ですね。
・沖縄の衣替え時期
>春服から夏服への衣替え:5月1日
>秋服から冬服への衣替え:11月1日
暑い日が続く沖縄では、夏服への移行は本州より1カ月前の5月1日、秋服から冬服へトとの移行は本州より1カ月後の11月1日が良いそうです。
ただし、冬の時期でも暑い日があったり、逆に風が強くて体感温度が下がったりと温度調節がむずかしい場面が多いので、1年を通して重ね着しやすい半袖を残しておいたほうが良いでしょう。
春と秋の衣替えで気を付けること
冬物から春物に、夏物から秋物に入れ替える際は、以下のポイントに気を付けましょう。
・春の衣替えは冬物のしまい方に注意
厚みのあるコートやアウターなどをしまう際は、ハンガーを使いましょう。
その際、肩幅のサイズや厚みに合ったハンガーを選ぶことが大切です。
また、同じメーカーのハンガーで揃えると、肩先の大きさが統一されるためしまいやすくなります。
この他、手袋やマフラー、ニット帽などの冬小物は、洗濯ネットなどを使ってまとめて収納しておくと、見つけやすいのでおすすめです。
・秋の衣替えは夏物の汗ジミに注意
夏物をしまう際は、汗ジミが残らないように洗濯したり、クリーニングに出したりしましょう。
また水着や浴衣も同様に、しっかり洗濯やクリーニングを行ってからしまってください。
水着をしまう際、防虫剤を紙などに包んで直接触れないようにすることで、黄ばみや色あせを防げます。
さらに浴衣は、専用の入れ物やタンスがない場合はスカートハンガーにつるし、クローゼットへしまうと良いでしょう。
衣替えをスムーズに進める3つのコツ
衣替えをする際は、以下の点に留意して行うとスムーズです。
・要らない洋服は思い切って捨てる
衣替えをする際は、もう着ない洋服を処分しましょう。
洋服が多いと、どんな洋服を持っているか把握しづらくなる他、収納が足りなくなることもあるため衣替えが大変になります。
古くて傷んでいるもの、デザインが若すぎて着られないもの、体型とあっていないものは捨てるか、リサイクル用品店に売りに出るとスッキリしますよ。
特に、ブランドものは中古でも高く買い取ってもらえる可能性が高いので、まずは査定だけでも依頼してみましょう。
「もったいないと思ってしまい自分では処分できない」という方は、処分だけを家族に頼むなどすると整理が捗ります。
・洋服をカテゴリーごとに分ける
衣替え時には、洋服をカテゴリーごとに分けてください。
「春物」「夏物」「秋物」「冬物」「一年中着るもの」といったように、洋服を季節にあわせてカテゴリー分けすると、管理がしやすくなります。
・洋服を洗濯する
洋服をずっとしまいこんでいると、防虫剤やカビなどのニオイがついてしまいます。
本格的に洋服を変える前に、洗濯をしたり、クリーニングに出したりしましょう。
また、今まで着ていた洋服も収納する前に洗濯し、キレイにしておくことが大切です。
衣替え時の洗濯のコツとクリーニング後の衣服の正しい収納方法
衣替え前後に行う洗濯は、以下の点に注意して行いましょう。
・できるだけ動かさずに洗濯する
洋服は、素材によっては縮みやすいものがあります。
こうした縮みは水に浸けたまま動かすことによって起きるため、手洗いで優しく洗いましょう。
「手洗いは面倒」「多少縮んでも洗濯機を使いたい」という方は、洗濯機のドライコースを使用してみてください。
水流が弱いので、普通に洗うよりも縮みを防げます。
その際は洗濯ネットを使い、できるだけ衣類にダメージを与えないように注意しましょう。衣類に適したサイズのものを選ぶことも大切ですよ。
なお、縮みや色落ち防止におすすめの洗剤は、ドライマーク専用の中性洗剤です。
・クリーニング後の洋服は風を通してから収納する
コートなどの大きな衣服は、自宅で洗濯するのではなく、クリーニングに出すことが多いですよね。
クリーニングから戻ってきた衣服をそのまま収納するという方もいるでしょうが、ビニールは静電気を起こしやすくホコリや汚れを引き寄せやすいため、あまりおすすめできません。
クリーニング後の衣服は、ビニールカバーを外し、風通ししてから収納するのがベスト。
ホコリが気になる場合は、市販されている不織布のカバーなどに付け替えると良いでしょう。
収納に使う衣装ケースの選び方
洋服を入れる衣装ケースは、深さに注目して選びましょう。
深さがあると、セーターやダウン、ブランケットなどの厚手のものを収納する際に重宝します。
逆に、深さが20cmほどのケースは、畳んだ衣類を縦に並べて収納しやすいのでおすすめです。
引き出しやフタ付きの衣装ケースは、スタッキング(重ね置き)できるものを選ぶとよりGOOD!
自宅の収納スペースに合うサイズのものを見つけ、同アイテムで揃えておけば、収納だけでなく見栄え的にもキレイです。
なお、天袋などの高い場所の収納には、不織布などを使った軽いケースがあると便利ですよ。
100均にも販売されているので、ぜひ探してみてください。
洋服の収納で気を付けるべき2つのポイント
洋服を収納する際は、「どこにどんな洋服があるかひと目で分かるようにする」「出し入れしやすいようにする」という2点に注目しましょう。
せっかく丁寧にカテゴリー分けしても、どこにしまったのか分からなくなっては意味がありません。
ケースや袋などの収納アイテムにラベリングするなどして、ひと目でどこに何が入っているのか分かるようにしましょう。
また、畳んで収納する際も、上にただ重ねていくだけだと下のほうにどんな洋服があるか分かりにくいですし、出し入れしにくいですよね。
畳んだ洋服を縦にして、立てて収納すると、生地の色や柄などからどんな洋服かが分かりやすくなる他、出し入れもしやすくなります。
さらにコートやジャケットなど、ハンガーにかけて収納する場合も、生地や色ごとに分けておくと探しやすいのでおすすめです。
なお、収納する際は防虫剤や乾燥剤を一緒に入れて、虫やカビがつかないようにしましょう。
黄ばみや色あせなどの衣服のトラブルはどうすべき?
「しまっていた洋服が傷んでいた…!」という経験がある方もいるのではないでしょうか。
傷みの原因と対策を知り、大切な洋服を守りましょう。
・黄ばみやニオイ
覚えのない黄ばみやシミ、ニオイの原因は、洋服の繊維の奥に残る皮脂汚れや汗ジミです。
見た目がキレイでも汚れは付着しているので、収納前にしっかりと洗濯しましょう。
酸素系漂白剤に付け置きしてから洗濯すると、黄ばみやニオイが軽減されます。
・色あせ
直射日光があたる場所に洋服を収納していると、色あせの原因となります。
窓から離れた場所に収納スペースを設けるなど、直射日光があたらないよう対策をしましょう。
・虫食い
長期間袖を通さないでいると、湿気などが原因で虫食いが起きるため、防虫剤や除湿剤を使って虫食いを防ぎましょう。
また、段ボールに洋服を収納している方は要注意!
段ボールは湿気を吸収しやすく、虫食いが起きやすくなるため、洋服はプラスチック製の衣装ケースやタンスにしまいましょう。
防虫剤&除湿剤の選び方や注意点
衣替え時に洗濯し、キレイに収納しても、防虫剤や除湿剤を入れておかなくては虫食いやカビなどが発生してしまいます。
しかし、ただ入れるだけだと洋服をダメにしてしまうかも…。
以下の点に留意して防虫剤や除湿剤を選びましょう。
・防虫剤の選び方と注意点
防虫剤は、異なる香りのものをあわせて使うとニオイがきつくなってしまいます。
できるだけ併用は避け、無臭タイプやニオイの刺激が弱いハーブ・アロマ系の防虫剤を選ぶと良いでしょう。
また、防虫剤は量が足りないと虫食い被害にあってしまいます。
だからといって、たくさん使えば良いというわけではなく、収納アイテムの大きさにあわせて適量を使うことが大切です。
使用する前に、説明欄をよく読んで使用個数や使い方などをチェックしてみてください。
さらに、防虫剤の成分は上から下へと広がるため、防虫剤を置く際は収納アイテムの底や衣類の隙間ではなく、"衣服の一番上"に置きましょう。
・除湿剤の選び方と注意点
洋服につく虫やカビは湿度の高い場所が大好きなので、仮に収納場所の湿度が高い場合は除湿剤を置きましょう。
床置きタイプの除湿剤や防湿シート(シリカゲルシート)でもOKです。
水が溜まるタイプの除湿剤は、こまめに交換するなら問題ないですが、そのまま忘れてしまうと水気があることで湿度を高めてしまう恐れがあります。
また何かの拍子に破損し、中の水がこぼれると掃除の手間もかかるため、扱いには十分に注意してください。
クリーニング付きの衣類保管サービスを利用するのも"アリ"
「衣替えのたびに洗濯したり、クリーニングに出したりするのは面倒」「そもそも収納場所に困る」という方もいるでしょう。
そういった方におすすめなのが、宅配とクリーニングが付いた衣類保管サービスです。
一般的に、クリーニング後に6~9カ月ほど保管し、配送してくれるので衣替えの手間が省ける他、収納スペースを確保する必要もありません。
価格は1着1,000~3,000円程度ですが、10着以上まとめて出すとお得になるサービスを実施しているところも多いので、家族が多い方はもちろん、服が好きで大量にあるという方にもぴったりのサービスでしょう。
厚手のセーターやアウターなど、自宅で洗うには手間がかかり、また大きな収納スペースを必要するアイテムがあるなら、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
衣替えの目安時期は6月と10月ですが、いきなり全ての洋服を入れ替えるのではなく、ある程度の移行期間を設け、気温を確認しながら行うことが大切です。
1年中OKなアイテムが数点あると便利なので、いくつか見繕っておくと良いでしょう。
さらに、収納前に洋服を洗濯やクリーニングに出す、収納時に防虫剤や除湿剤を入れるなどすれば、黄ばみやニオイ、虫食いなどのトラブルが起きにくくなります。
衣替えで部屋をスッキリさせたい、大切な洋服を守りたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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