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【引越しの挨拶】挨拶の品物は何を贈ればいい?

引っ越しの挨拶

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昔は引越しの時、引越し先のご近所の方へ「これから宜しくお願いします」という意味を込めて、近隣へ挨拶廻りをするのがどの地域でも慣習として見られましたが、最近はそうしたご近所づきあいも希薄になり、引っ越しの挨拶をする方も少なくなりました。

特に単身者世帯が多く住むような集合住宅では、生活スタイルの違いや防犯上の理由から、あえて挨拶をしないという方もいらっしゃいます。

しかし、中にはそうした廃れゆく慣習を大切にし、きちんと挨拶をしたいと思われる方もいて、そうした方にとってはどのタイミングで挨拶をしたらよいのか、また挨拶の品はどうしたら良いのかが悩みどころ。

そんな悩める引越しの挨拶と贈る品物についてのお話です。

引越しの挨拶はどうする?


来月、就職を機に東京へ引越しをすることになったAさん。

Aさんの地元では、引っ越しの時には隣近所へお蕎麦を持って挨拶に廻るのが慣習となっているため、Aさんは今度の引っ越しでも同じように挨拶をする予定でした。

しかしインターネットで引っ越しの挨拶について調べてみると、都会では挨拶をしない方が増えていたり、そういう挨拶はいらないという意見も見られ、引っ越し後の挨拶はしない方が良いのかと迷ってしまったそうです。

さて、Aさんは引っ越しの挨拶についてどうすれば良いのでしょうか?

引越しの挨拶はケースバイケース

冒頭で述べたように、近年は防犯上の理由から引っ越しの挨拶をしないという方も都会を中心に増えていますね。

特に女性の一人暮らしの場合、無用な隣人トラブルに巻き込まれてしまうことを恐れて挨拶をしないという方も少なくありません。

また、ライフスタイルの多様化によって、人々の生活サイクルも大きく変わり、自分は日中は仕事で不在で土日休みだけど、お隣さんはシフト制のお仕事で夜勤があったり平日休みという場合もありますよね。

そうすると挨拶に伺ってもタイミングが合わず、いつまでも挨拶ができないままということもあり得ます。

そういう時は、無理に最初に挨拶をしようとせず、タイミングが合った時に「ご挨拶が遅れましたが、隣(または同じ階)に引っ越してきた○○と申します。」と改めて挨拶をするのが良いでしょう。

なお、新婚さんやファミリー世帯の場合は、家族ぐるみのお付き合いをする可能性もありますし、小さいお子さんがいらっしゃる場合は夜泣きなどでご近所の方の眠りを妨げてしまうことも考えられます。

そうした引っ越し後の生活のことを考えて、何かご迷惑をおかけするようなことがあった時も大きなトラブルとなることがないように、新婚さんやファミリーの方は引っ越しの挨拶をされると安心ではないでしょうか。

なお、大家さんが同じ賃貸物件に住んでいたりご近所に住んでいる場合などは、何か困ったことがあった時に快く対応していただけるように、大家さんへ引っ越しの挨拶をすることをおすすめします。

どうしても迷って決められないという場合は、引っ越し先の地域や集合住宅では引っ越しの挨拶をされる方が多いのかどうか、大家さんや物件を契約した不動産会社さんの担当者に尋ねてみるのも一つの方法ですよ。

「引越しの挨拶」に持っていく品物はどんなものが良い?


引っ越しの挨拶に関して悩むもう一つのことが、挨拶の品物をどうしようかということ。

昔は「細く長くお付き合いを宜しくお願いします」という意味を込めてお蕎麦を贈る方が多く、現在もその慣習に倣って贈る方もいらっしゃるでしょう。

もちろんそれも良いのですが、お蕎麦は相手の方やご家族の方がそばアレルギーだった場合は召し上がることができませんので、お蕎麦以外のものを送るのもおすすめです。

例えば石鹸や洗剤・タオルなどが最近は定番となっていますし、違う地域からお引っ越しをされる方であれば以前住んでいた地域の名産品を贈ることもおすすめ。

また、新しい地域の指定ゴミ袋とラップのセットなどを贈って喜ばれたというケースもあるようです。

以上の例から判るように、引っ越しの挨拶の品物は『消えてなくなるもの』『あっても困らないもの』のいずれかが適しているといえます。

のしも丁寧に付けて挨拶に伺うと、印象が良くなるでしょう。

なお、挨拶の品物はあまり高価なものを贈ってしまうと、お返ししなきゃ…とかえって相手の方に気を遣わせてしまうことになるので、価格相場としてはだいたい500~1,000円程度の品で十分です。

交流を大切にできる賃貸物件もある


こうしてみると、昔に比べてご近所づきあいがいかに希薄になってしまっているかが解り、少し寂しく感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、どこもかしこもご近所づきあいが希薄というわけではなく、寧ろ最近はそうした交流を大切にするための賃貸物件も増えているそうです。

実例としては、住人同士でスポーツ観戦を楽しめるシアタールームが付帯している物件や、共用のワーキングスペースやカフェラウンジなどを設けている物件、リノベーションで住人専用の食堂スペースを造った物件などがあります。

最初は少し緊張されるかもしれませんが、こうした賃貸物件は食事や共通の趣味などを通じて徐々に交流が深まり円滑なご近所づきあいができるため、満室御礼や入居希望者が後を絶たないそう。

ご近所づきあいを大切にされる方は、このような賃貸物件を選ぶと引っ越しの挨拶もしやすいですし、より楽しく快適な新生活が送れるかもしれませんね。

おわりに

時代の流れとともに不要と感じる方も増えましたが、それでも大切な慣習として行う方もいらっしゃる引っ越しの挨拶。

いえらぶ不動産相談では、こうした引っ越しの挨拶に関するお悩み相談も受け付けております。

各地域で活躍する不動産のプロがお答えしますので、ぜひお気軽にご相談下さい。


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