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地震保険と火災保険とは?家や家族を守る安心な2つの保険
保険大国と呼ばれるように、日本には様々な種類の保険があります。
生命保険、養老保険、学資保険、自賠責保険、自動車保険(任意保険)、海外旅行保険と、数えきれないほどの保険の種類がありますね。
そんな中で、住宅に関する保険も複数ある日本。
住宅関連の保険の中でも地震保険と火災保険について、どういったものが補償対象となるのかよく解らない、という方も少なくありませんが、これをしっかり理解しておかないと万が一の時に大変です。
今回は地震・火災の2種類の保険についてお話します。
地震保険とは
地震保険とは、地震によって受けた損害に対する保険のことで、地震だけでなく噴火や津波による損害も補償します。
地震保険の特徴としては、補償内容や保険料がどの損害保険会社であっても同じ補償内容と保険料で設定されていることが挙げられます。
なぜかというと、地震保険は政府も関わっている官民一体型の保険だから。
民間の損害保険会社だけでなく国もサポートしてくれているのです。
とは言っても「私の住む地域と友人の住む地域では地震保険の保険料が異なるんだけど、それはどうして?」というケースもあります。
その理由は、47都道府県を危険度別に8段階に分けていることと、住宅の構造によって違いがあるため。
例えば東京都に住んでいる方と大阪府に住んでいる方で、どちらもコンクリート造の住宅だった場合、支払う保険料の総額は東京都に住んでいる方の方が約650万円ほど高くなります。
「こんなに違うの!?」と驚きますが、東京都は首都直下型地震や東海地震が発生する確率が高いと言われる地域に入るため、危険度も高くなるからです。
同様に東海地震の危険性が高い神奈川県・静岡県も、東京都と同じ危険度に指定されています。
他にも、地震保険には以下のような特徴があります。
・地震保険単体での加入は不可。火災保険と併せて加入することが必須条件。
・補償限度額は建物に対する分が5,000万円、家財に対する分が1,000万円迄。
・2011年3月11日より、地震によって起きた液状化現象の被害も補償対象になった。
・地震による被害でも、自動車・貴金属・美術品は補償対象外。
※地震による自動車の被害補償は、自動車保険で補償できます。
火災保険とは
火災保険とは、火災によって受けた損害に対する保険のこと。
補償対象となる災害は、火災の他に落雷・風・雪・雹・水濡れ(上階からの水漏れなど)・水災(洪水など)・盗難・破損などがあります。
これらの損害を原因別に6段階に分類しており、どの範囲までを補償してもらうかは契約者ご自身の判断次第。
もちろん補償対象範囲が広いほど保険料は上がりますが、その分安心感も強くなります。
また、地震保険同様、火災保険も建物・家財それぞれ加入することができるので、可能であれば両方の加入がお薦めです。
その他にも火災保険には、以下のような特徴があります。
・火災保険は単体でも加入できるが、地震による火災は補償対象外となるため、地震保険とセットで加入する方が良い。
・家財に対する火災保険は、家族の人数や住宅の面積によって補償上限額が異なる。
・火災保険は契約している世帯のみを補償するものなので、隣家が原因の火災で自宅が延焼した場合は自身が契約している火災保険が適用される。
おわりに
規模の大きさに関わらず、いつどんな災害に見舞われるかは誰にも判りません。
これはお金が絡む話であり、また取り扱う保険会社も多数あるため、どれを選べば良いのかなかなか判断が難しいものですが、保険はご自身やご家族、そして家や家財など大切なものを守るためにとても大切なもの。
一戸建てやマンションなどマイホームを購入される際は、ぜひファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談して、適した保険を選択してくださいね。
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