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- 【地元民が教える!】沖縄と豚の歴史
こんにちは。いえらぶの"クバ"です!
皆さん、”沖縄でよく食されているもの”というと、何を思い浮かべますか?
私だったら、やはり"豚肉!"と答えるでしょう。
ラフテー・ミミガー・ソーキ・テビチ・チーイリチーなど思い浮かべるだけで、ヨダレが出てきそうです。
私の地元、沖縄県うるま市でも養豚場がいくつかありました。
※うるま市は、沖縄県の本当中部に位置する自然豊かな場所です。2005年に複数の市町が合併して誕生しました。「うるま市」という名前は、サンゴが豊かな海が広がっていることから、「サンゴの島」という意味で付けられたそうです。
豚のあれこれ
養豚場を思い浮かべるとちょっと汚いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、豚はキレイ好きな動物なのです。
また、太っているイメージが強い豚ですが、飼育されている個体の体脂肪率は14~18%(18歳~39歳の男性の標準体脂肪率は11~21%)。
意外と豚は人間よりもスリム!?
今回は沖縄と豚の歴史をお話したいと思います。
沖縄と豚との出会い
沖縄では「豚の鳴き声とヒヅメ以外は全部食べられる」と、
言われるほど、昔から食用として愛されてきました。
琉球王朝時代、貿易相手国だった中国からの使節団を歓迎するため、使節団が日頃食べていた豚を大量に用意できる様、沖縄の養豚文化は活発化しました。
その同時期に、豚の肥料として使いやすいサツマイモも普及したのも後押しし、一気に庶民の間でも養豚文化と食文化が加速しました。
沖縄家庭料理の定番!“ポークランチョンミート”
時はさかのぼり、太平洋戦争後、アメリカから続々とポーク缶詰が沖縄に流入されました。豚肉が大好きな県民にとって、ポーク缶詰が流行るのは時間はかかりませんでした。
ゴーヤーチャンプルーと一緒に炒めたり、パンやご飯に挟んでポークサンドやポークおにぎりにしたり。
調理方法はいろいろとバリエーションがあり、広く親しまれる食品として、現在でも食卓で活躍しています。
豚の迷信・ジンクス
みなさん、豚の貯金箱をみたことがあると思いますが、
この貯金箱は昔ヨーロッパなどで、「Pygg」というオレンジ色の粘土を材料とする貯金箱から、発音が豚を表わす「Pig」に似ていることから、「Pig bank(豚の貯金箱)」が徐々に変化して世間に広がったそうです。(※他にも諸説はいろいろございますが)
豚に由来する言葉や文化は、世界各地で様々です。
沖縄に関しては、民話に豚のマジムン(化け物)が数多く登場したりします。
例えば、沖縄はくしゃみをすると「クスケー」と声掛けをする風習があります。
これは民話の中で、豚のマジムンに子供が魂を取られないようにという「おまじない」として広く伝えられてきました。
まとめ
豚肉の消費量が全国1位の沖縄県。
那覇市で養豚場を見る事は出来ませんが、ヤンバルなど北部に行くと現在でも活発に養豚に力を入れていることが分かります。
北部では他にも沖縄の固有種を見ることが出来たり、様々なマリンスポーツを楽しむことが出来ますよ!
沖縄で本場の味を楽しむなら、ぜひ北部へ足を運んでみて下さい。
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