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台風が来る前にしておきたい!自分でできる対策とは?
目次
毎年暴風や豪雨を伴ってやって来る台風。
私達が住む日本は「台風大国」といわれるほど多くの台風が通過・上陸し、人や農作物にたくさんの被害を出しています。
しかし、台風は他の自然災害に比べて事前に対策がとれる特徴があり、しっかりと備えておけば被害を最小限に抑えることが可能です。
そこで今回は、台風が来る前にしておきたい対策をご紹介します。
台風の脅威
台風の強さを表すワードの一つに、「hPa(ヘクトパスカル)」がありますよね。
このヘクトパスカルは一定範囲の気圧の状態の単位のことを言い、大まかにいうとヘクトパスカルの数字が低いほど台風時の風は強いということです。
一般的に950hPaから台風になり、935hPaで強い台風、915hPaで強烈な台風と言われ、895hPaにもなると町が吹き飛ぶレベルなのだとか。
日本を通過・上陸する台風は、毎年大小様々なものがありますが、風の強さによって以下のような被害をもたらします。
10m/s
・人への影響:風上へ向かうと歩きにくく、傘などをさすと壊れる
・物への影響:樹木や電線が揺れ、車で走っていると横風に流される
・建物への影響:家の戸口などが揺れ始める
15m/s
・人への影響:歩けない、または転倒する危険性がある
・物への影響:建てつけの悪い看板などは飛ばされ、車で走っていると横風に強く流される
・建物への影響:雨戸やシャッターは揺れ、瓦などが剥がれることがある
20m/s
・人への影響:立っていられなくなり、飛んでくるものでケガをする危険性がある(幼児は飛ばされる)
・物への影響:木や木の枝が折れ、看板は落下する、車の走行は困難になる
・建物への影響:ビニールハウスやプレハブは倒壊し、屋根瓦が落下する
25m/s
・人への影響:立っていられず、屋外へ出るのは非常に危険な状態
・物への影響:樹木が折れ、トラックなどは転倒する
・建物への影響:屋根や瓦が飛ばされ、老朽化した建物は倒壊する
35m/s
・人への影響:屋外に出る事はできない
・物への影響:電柱や街灯が倒れ始め、自動車や列車が倒れることもある
・建物への影響:住宅の外装が飛散し始める
40m/s
・人への影響:屋外へ出ることはできない
・物への影響:小石などが飛んでくる
・建物への影響:住宅が倒壊しはじめ、鉄筋の建築物も変形することがある
50m/s
・人への影響:外に出ることはできない
・物への影響:樹木が根こそぎ倒れる
・建物への影響:大抵の木造家屋は倒壊する
60m/s
・人への影響:外に出ることはできない
・物への影響:大木が倒れる
・建物への影響:住宅は倒壊し、鉄塔が変形することもある
家の周りの対策
屋根・外壁
戸建て住宅にお住まいの方は、台風が来る前に屋根や外壁のチェックをする必要があります。
なぜなら、瓦などのひび割れ、剥がれ、ズレがあると強風で飛んで思わぬ大参事に繋がる危険性があるためです。
また外壁の亀裂がある場合や板壁に腐り浮きがあるさいは、台風により住宅が破損してしまうこともあります。
屋根や外壁に不具合がある場合は、早めに修繕しておきましょう。
ベランダ
暴風を伴う台風が来ると、ベランダに置いてあるサンダルや物干し竿、小物類は飛ばされてしまうことが考えられます。
強風に飛ばされてしまうと他に被害をおよぼす危険性があるので、風の影響をうけない場所へ移動させておきましょう。
どうしても移動できない物は、飛ばされないように紐やロープでしっかりと固定しておくと、飛ばされる危険性を低くすることができますよ。
危険物
家の周りに置いてあるプロパンガスやエアコンの室外機、作業用の工具などは、強風で飛ばされてしまうと非常に危険です。
ロープなどでしっかりと固定したり、移動が可能な物は室内に格納したりするなど対策を行いましょう。
また、鉢植えなどの割れる危険性がある物も屋内に移動させておくと安心です。
家の中の対策
窓
雨戸がない場合は、窓ガラスに飛来物が飛んできて割れないようにフィルムなどを貼り補強します。
雨戸がある場合は、がたつきや老朽化の有無もチェックしておきましょう。
また雨どいに落ち葉やゴミがつまっていないかも確認しておいて下さいね。
非常時の備え
台風により停電がおこると、電気が使えないばかりかコントロールパネルを使用するガスも使えなくなる場合があります。
また集合住宅では、電力によりポンプを動かし水を供給していることが多いので、断水してしまう恐れもあります。
停電に備えて懐中電灯など明かりの確保のほかに、最低限の飲み水も用意しておくことをおすすめします。
車の対策
車を安全な場所へ移動
台風には風の被害もありますが、雨による水害も考えられます。
特に屋外にマイカーを駐車している場合は、屋内の安全な場所へ一時的にでも車を移動させると安心です。
しかし洪水になることも想定し、地下駐車場などを利用することは避けた方がいいでしょう。
保険を見直す
台風による飛来物で、車が傷つく事や窓ガラスが割れてしまうことは多々あります。
また浸水により廃車になる場合も考えられるので、現在加入している保険を今一度見直す必要があるでしょう。
特に台風が多いエリアにお住まいの方は、もしもの時を想定して車両保険に入っておくなど対策をしておきましょう。
また洪水や土砂崩れなどで車が紛失してしまうこともあるので、保険証などはコピーをとり安全な場所へ保管しておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
完全に防ぐことはできない自然災害ですが、事前に対策をとって被害を軽減することはできます。
早めにしっかりと準備しておくと、台風が去った後もスムーズに日常生活に戻る事ができるのではないでしょうか。
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