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愛犬にはどんな餌をあげたら良い?あげてはいけない食べ物は?

子犬たち

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犬の餌は飼い主さんであれば誰でも悩むことがあるジャンルの1つです。

今回はどの餌がいいのか、値段で安いものは大丈夫なのか、お腹が緩くなるときはどうしたらいいのかなど、素朴だけれど大きな悩みに寄り添います。

餌に困っている飼い主さんに役立つ教科書になれば幸いです。

犬の餌の種類

犬の餌の種類はどのような種類があるのでしょうか?

知っているようで知らない犬の餌の種類についてまずは勉強をしていきましょう。


ドライフード

いわゆるカリカリフードと呼ばれているフードのことです。

水分含有量が10パーセント以下の餌はドライフードと言われています。特に愛犬に問題がなければドライフードがおすすめです。

ドライフードは水分含有量が少ないので、腐りにくく保存しやすい特徴があります。

そしてもしウエットフードにしたいときは、お湯でふやかして簡単に作ることができます。

ドライフードにもさらに種類がありますので、この後解説していきますね。

セミモイスト

ソフトドライとも言われている餌の事で、水分含有量が10~35パーセントの餌のことです。

ドライフードに比べると少しぺちゃぺちゃした感じですが、歯の弱い子やドライフードの食いつきが悪い時に上にかけてあげてもいいフードです。

水分量があるので、開けたら冷蔵保管をして、できるだけ早め(3日以内)に完食させるようにしましょう。

ウエットフード

水分含有量がセミモイスト以上のものはウエットフードに含まれます。

水分が多いので開けたらすぐに冷蔵保管です。1日以内に食べ終わるようにしましょう。

老犬で食事をとることが難しいときや、病気の回復期に食べることが多いです。

お腹を壊してしまって、徐々にドライフードに戻していくときにも使用されます。

犬に餌を与える際の注意点

犬に餌を与える際の注意点についてみていきましょう。餌の種類ごとにどんなことに気を付ければいいのかが大切です。

知っているようで知らないことが出てくるかもしれませんよ。

フードは総合栄養食を選ぼう

犬の餌といっても、総合栄養食と一般食の2種類に分けられます。

総合栄養食は、人間でいう主食にあたる部分です。

つまり白米などメインで身体を作るものですので、毎日欠かさず食べなければいけないものです。

一般食はおかずのイメージで、主食をさらにおいしくするためのあじつけ材料です。

そのため、一般食をメインであげていると犬の摂取栄養バランスが崩れてしまいます。

餌の原材料に気を遣うことがあっても、総合栄養食と一般食のことを考えていない飼い主さんは多いです。

ドッグフードだからどの種類でも主食であげていいものと思いがちですので、今すぐ餌をチェックしてみましょう。

年齢に合わせたフードをあげる

犬の餌には、年齢に合わせて栄養やカロリーを調整したものを販売しています。

パピー期の餌は生後8か月から12か月までを目安にあげるようにしましょう。

ただし、どれだけ食べても太りにくい子は、12か月を過ぎてもパピー用フードをあげることもあります。

痩せ気味の犬は、万が一病気になった場合に食欲がなくなると、どんどんやせ細って体力が落ちてしまいます。

体力がないと病気の治りも遅くなるので、ある程度しっかりとした身体を作る必要があります。

あばら骨あたりを触って一切肉付きが感じられないようならば痩せすぎなので、成犬用を食べさせているならパピー用に変更することもおすすめです。

老犬用は比較的カロリー低めに作られています。老犬になると寝ていることが多くなりますので、摂取カロリーも抑えているのです。

ところが、老犬用の餌はカロリーを減らすために野菜などを多く入れている餌もあります。

人間は野菜メインなることはいいことですが、オオカミ科の犬にとって、野菜がメインになるのは好ましくありません。

肉を使っていても皮を使わず脂肪分を減らしているなど、メインの材料の中で工夫されているものがベストです。

どのフードにしていいかわからない

どんなフードがいいのか理屈は分かったけれど、実際にどの餌がいいのか分からない飼い主さんは多いでしょう。まずはフードの袋にかかれた原材料を見てください。

そこに着色料が入っているものは除外しましょう。

犬は色の識別ができないと言われています。つまり色味をつけているのは、飼い主さんの気を引くためだけにあるのです。

犬の身体のことを考えるとメリットはありませんので、着色料の有無はしっかり確認しましょう。

次に、原材料の中にビートバルブが含まれている餌は避けましょう。

ビートバルブは犬のうんちを固める効果があるものですが、あげ続けると犬の腸の働きを弱めてしまう可能性があります。

適正量をあげていれば自然とうんちは固まりますので、ビートバルブを配合する必要はありません。

また、涙焼けをしている犬は、食べている餌の中に身体に合わないものが入っている可能性が高いです。

まずはフードを変える前にアレルギー検査をおすすめします。

アレルギー検査をして問題がなければ餌の中の成分に反応しています。

もしアレルギー反応が出たら、該当成分を避けて餌を選ぶようにしましょう。

BHAは人間では発がん性物質と言われていますが、ドッグフードに入っているケースがよくあります。

この成分が涙焼けの原因になっていることもありますので、成分の重要性がここでよくわかりますね。

犬が餌を食べない理由

こちらも飼い主さんの頭を悩ませることですね。突然犬が餌を食べなくなる、選り好みをするようになったなど、飼い主さんの「どうして?」に迫ります。

駄々をこねればおいしいものが出てくると思っている

愛犬が餌を食べないときに、どうにかして食べさせようとおいしいものを上にかけたりしていませんか?

実はこの行動、犬の思うつぼになっています。

駄々をこねればおいしいものが出てくると学習してしまった愛犬は、どうにかしておいしいものを食べようとしてしまっているのです。

3日程度であれば食べなくても問題ありませんので、慌てる必要はありません。

もしすでに選り好みをするようになってしまっているのであれば、駄々をこねてもおいしいものをかけないようにしましょう。

犬からしてみると「なんで今日はだめなんだ?」と思います。

その状態が毎日続くと、「駄々をこねてもだめなんだ」と学習します。

そうすると今までのフードを食べるようになりますので、ぜひ実践してみましょう。

ただ単に反抗期になっている

1歳前後になると犬も反抗期を迎えます。もちろん反抗期がなくいつもおいしそうに食べてくれる子もいますが、急に食べなくなるときがあります。

そのときにウエットフードをかけてはいけません。

淡々と食べないなら下げてしまいましょう。ここで「かわいそうだな」と気持ちに負けてはいけません。

1か月から3か月程度はこの状況が続きますが、お腹が空けば自然と食べます。

時期を超えると今までと同じように食べ始めますので、ここはグッと飼い主さんが耐えるときです。

病気のときもある

成犬になってからシニアと言われる7歳になるあたりで食欲がなくなるときは要注意です。

人間と同じように病気の影響で食欲が落ちている可能性があるからです。

もし病気の疑いがあるときは、まずチェックすることが3つあります。

1つめは全身を触ってしこりなどがないかチェックします。

毎日スキンシップを取れていれば問題ないのですが、なかなか忙しくて難しいですよね。

愛犬の身体を触ってしこりなどがあれば、腫瘍の可能性があるので、すぐに病院で検査をする必要があります。

2つめはうんちの状態です。軟便が続いている、便秘がちになっている、色がおかしいなど明らかに異変があるときは、食欲がないことを獣医さんに伝えて適切な検査を受けてください。

3つめは、歯の状態をチェックします。もしかすると歯が弱くなって今までのフードが食べにくくなっているのかもしれません。

その場合はドライフードをお湯でふやかしてみるなど、食べやすい状態にしてあげることで一気に解決に向かいます。

食欲がなくなることにはいくつか要因がありますので、必ずいろいろな方向からチェックをしてくださいね。

犬に与えてはいけないもの

犬にはあげていけないものはあります。その中でも代表的なものにフォーカスをあててご紹介します。

ネギやニラ

ネギやニラは、犬の赤血球を壊して貧血状態にします。一気に赤血球を壊しにかかるので、状態は急激に悪化します。

もしネギやニラを食べてしまったときは、すぐに動物病院です。

ニラやネギの入った鍋を少しなめてしまっただけでも死に至った犬もいるので、「これくらい大丈夫か」と判断してはいけません。

チョコレート

犬が食べてはいけないものの有名なものです。

カカオ成分が犬には負担になるので、もし食べてしまった時はもちろん病院へ行かなければいけません。

あくまで目安ですが、体重5キロの犬で板チョコ1枚が致死量になります。

つまり身体の小さい犬になればなるほどたくさん食べると危ないのです。

ただしあくまで目安ですので、なんだか様子がおかしいと思ったら、すぐに獣医さんの診察を受けるようにしましょう。

犬のおすすめおやつ

犬だってたまにはおやつが食べたいと思っています。たくさんのおやつがあるなかで、どんなおやつがいいのかも、飼い主さんが管理しましょう。

長持ちするガム

犬用のガムは長持ちしてお留守番の退屈感も軽減できるので、とてもおすすめです。

ストレートタイプのガムや、骨の形をしているものがありますが、犬の好みによって使い分けてください。

注意点としては、骨型のガムは早く食べてしまう犬には向いていません。

特に多頭飼いでとられそうになると噛んで食べなくなる犬は、骨の形のまま飲み込んでしまうこともあります。

そうなると、後からガムを吐いてしまいます。

なかなかすべて吐けないうえに辛そうに吐くので、取り合いにならないようにするか、ストレートの形のガムをあげるようにしましょう。

はちみつと小麦粉のケーキ

これは飼い主さんが作れるおやつです。

ショップで売っているケーキでもいいけれど、せっかくなら自分で作ったものを食べさせてあげたいと思う飼い主さんも多いでしょう。

自分で作ることは敷居が高いと思いきや、そうでもないんです。

犬のおやつは人間用よりも味をかなり薄くするので、入れるものはほとんどありません。

犬用のケーキを簡単に作るには、小麦粉を無脂肪乳か水で溶いて、そこにはちみつを加えて焼くだけ!

無脂肪乳を使うのは、犬は乳糖を分解する消化酵素を持っていませんので、乳糖がほとんど入っていない無脂肪乳を使うのです。

今ではほとんど流通しなくなってしまいましたが、脱脂粉乳でも変わりになりますので、ぜひお試しあれ!

犬の餌代

最後に犬の餌代についてみていきましょう。犬の餌は値段もピンキリで、飼い主さんの経済状況や選ぶ餌によって変わってきます。ベストはどのラインなのでしょうか?


1キロ1000円以上が目安

ドッグフードの中には、1キロで500円くらいのものがあります。

もちろんその餌が身体に合う犬もいますので、いいフードではあるのですが、できれば1キロ1000円以上のフードを買うようにしましょう。

値段は原材料の値段や宣伝広告費などが含まれています。

宣伝をたくさんしているものはそれだけ値段があがるので、値段だけで判断できませんが、1000円以上のフードの原材料を見てみると、最初に肉の表記があるなど良質なものが多いです。

できれば1キロ1000円以上の餌を与えてみて食いつきをみてみましょう。

その中でいくつかのフードを試してみて、飼い主さんのお財布を切迫しない餌を選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ買いはお得

大型犬を飼っていると、1キロ単位で購入することが難しいですよね。

1日にたくさんの量を食べるので、大袋で買った方が安上がりなんてこともあります。

10キロ以上がずっしり入ったものなのですが、それでも5000円前後で購入することができます。

たくさん食べる大型犬の飼い主さんや、たくさんの犬を飼っている飼い主さんはこちらのフードがおすすめです。

ただし個包装になっていないので、保存には気を付けてください。

夏は虫が湧いてしまったり、腐敗してしまうこともあります。

もし見た目がおかしくなっている餌は思い切って処分するようにしましょう。

小型犬はおおよそ3000円前後

個包装の餌を買うのか、まとめ買いをするのかで値段は変わってきますが、おおよそ1か月3000円です。

プレミアムフードと呼ばれるものをあげると5000~6000円に跳ね上がりますが、飼い主さんのお財布に影響が出ない程度で構いません。

可能な限り良質なフードを準備してあげるように心がけてみましょう。

まとめ

犬の餌はたくさんの種類がありますが、年齢に応じて変えてみたり、身体の状況によって変えることができます。

どの餌がいいのか迷ってしまう飼い主さんも多いですが、原材料をしっかり見ることでいいものを自然と選べるようになってきます。

おやつに関しても自分で作ることができるものがありますので、作ったおやつをおいしそうに食べている愛犬を見て、ぜひ幸せな気持ちも体感してみてくださいね。

食は基本です。いい物を長く与えられるように心がけてみましょう。

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