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- 賃貸で管理会社の変更トラブル!入居者はどうすれば良い?コロコロ管理会社が変わる理由も!
目次
賃貸物件に住む方にとって、ご自身が住む物件の大家さんや管理会社さんというのは、住んでいる間の相談窓口として大切な存在ですよね。
人によっては大家さんや管理会社の方と日頃からコミュニケーションをとっていて、相談事以外でも会話をするという方もいらっしゃるでしょう。
そんな入居者の方にとってかけがえのない大家さんや管理会社さんが、ある日突然変わってしまったら?
身近ではあまり聞かない話かもしれませんが、インターネットの体験談などを見てみると、意外とこういった事例は多いものです。
その場合、賃貸物件の居住者の方はどのように対応したら良いのでしょうか?
また、不動産オーナーが管理会社変更を考える理由は一体なんでしょうか?
今回は、賃貸物件の管理会社変更に関するお話です。
ある日突然管理会社が変わった!
現在賃貸マンションに住むAさん。
ある日仕事から帰宅してポストを覗くと、Aさんが住む賃貸マンションの管理会社とは違う知らない不動産会社から封書が届いていました。
それを読んでみると、現在の管理会社が変更になり、差出人の不動産会社が今月から新しい管理会社としてこの賃貸マンションを管理するとのこと。
さらに管理会社変更に伴って家賃の振込先が変わるため、今後は新しい管理会社が指定する金融機関へ振込先を変更していただくよう依頼する一文も記載されていました。
このように、賃貸物件の管理会社変更のお知らせというのは、事前に住人の方に「○月○日より管理会社が変更になります」とお知らせされることもあれば、Aさんのように突然知らされることもあるのです。
まずは前の管理会社に確認を!賃貸管理会社変更にまつわるトラブル
管理会社変更のお知らせが届いてまず最初に行っていただきたいのが、以前の管理会社へ本当に変更になったのかという確認です。
というのも、今の世の中には様々な種類の詐欺が蔓延っており、こうした管理会社変更を装った詐欺も少なくありません。
もしこれが本当に詐欺だった場合、管理会社変更のお知らせ内に記載されている振込口座は振り込め詐欺に使われている口座となり、万が一振り込んでしまうと全額返金は望めません。
実際、管理会社変更のお知らせを受け取った方が以前の管理会社に確認をとったところ、そのような事実は一切なく詐欺だと判明したケースもあるそう。
詐欺に騙されないためにも、必ず以前の管理会社に確認をしてください。
家賃の振込先変更以外にするべきことは?
さて、以前の管理会社に連絡して管理会社変更が事実であることの確認が取れたら、新しい管理会社が指定している口座へ家賃引き落としができるように手続きを取ります。
それ以外に気になる点といえば、「新しい管理会社とはまた新たに契約書を交わさなくてはいけないのか?」というところでしょう。
結論から言うと、原則的にその必要はありません。
通常は管理会社が変更される際、旧管理会社から新管理会社へ様々な引き継ぎ事項があるのですが、その中には現在入居中の方との契約内容も含まれています。
この契約内容は入居時の内容と全く同じ内容で引き継がれるため、入居者の方が新しい管理会社と改めて契約書を交わす必要はないのです。
新しい賃貸管理会社と契約書を交わす場合は内容をよく確認!!
前項では「原則として契約書を改めて交わす必要はない」と申し上げましたが、管理会社によっては必要となる場合もあります。
ただしその時は、安易に新しい契約書にサインと捺印をしないこと!
本当にごく稀ですが、管理会社が変更になったことにより、新しい契約内容が入居者の方々にとって不利となる内容に差し替えられている場合があるからです。
それをよく確認せずにうかつにサイン・捺印をしてしまうと、いざ問題が起きた時に「そんな話は知らない」では済まされません。
サイン・捺印をしてしまった以上は内容を確認したということになるので、必ず隅々まで確認をしましょう。
そこで少しでも「この内容はおかしいな」「これは以前の管理会社との契約にはなかった内容だ」など疑問に思うようなことがあればその場で質問し、納得してからサイン・捺印を行ってください。
また契約内容は基本的に全く同じ内容で引き継がれるものなので、あまりにも内容がおかしいと思った場合は「以前の管理会社と交わした契約内容と同じ内容にしてください」と伝えることも必要です。
こちらが納得していないにも関わらず、先方が強めの姿勢でサイン・捺印を迫ってきた場合は、毅然とした態度で拒否してください。
管理会社変更で値上げトラブル??
新しい管理会社が家賃の値上げを求めてきたり、新たな契約書や合意書にサインを求められる事があります。
周辺の相場の上昇等が理由で家賃の値上げを求められるケースはあり得ますが、管理会社が変更になった理由で家賃の値上げに応じる必要はありません。
借主さんが納得いかなければ今までと同じ金額の家賃を振り込みましょう。
家賃の値上げには双方の合意が必要です。
もし不当な値上げを要求された場合にはむやみにサインをしない&納得がいく説明を管理会社に求める必要があります。
アパートの管理会社が頻繁に変更するのはなぜ?
不動産オーナーが管理会社を変更したいと考えるのは、以下のような理由があります。
・担当者に不満がある。
・空室率を改善したい。
・費用を見直したい
・賃貸管理会社の経営状況が良くない。
また管理会社が物件を管理したくないというケースもあります。
・オーナーに癖がある。
・問題ありの入居者がいるため、管理会社が管理を投げ出す
といった状況が理由です。
おわりに
管理会社の変更はそう何度も経験するものではないので、いざそういう状況になった場合は慌ててしまうこともあります。
いえらぶ不動産相談では、このような管理会社変更に関する疑問やお悩みも随時受け付けております。
先述のように新しい契約書を交わす必要がある場合、どうしても内容に納得がいかず腑に落ちないという時の対処方法などもアドバイスいたしますので、何かお困りの方はどうぞお気軽にご相談下さい。
不動産業界のプロが、皆さまのお悩み解決に尽力いたします。
また、管理会社の変更に不安を覚える方や新生活を始めたい方には「いえらぶ物件検索」がおすすめです。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。