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古い和室をちょっとしたコーディネートでおしゃれに生まれ変わらせる方法とは?

いえらぶコラム編集部

古い和室をちょっとしたコーディネートでおしゃれに生まれ変わらせる方法とは?

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古臭い、野暮ったいなど、ネガティブな理由から和室のある賃貸物件は敬遠されがちです。

しかし日本で和室が長い間受け継がれてきているのには、それなりの理由があります。

この記事では和室のメリットやデメリット、見た目をおしゃれにする方法をご紹介いたします。

和室をうまく使いこなすためのご参考にしていただければ幸いです。

日本で長く受け継がれてきた和室のメリットとは?


今でこそ和室は人気がありませんが、一昔前までは畳のある和室で座って生活することが一般的でした。

和室が長い間、居室空間の主役であり続けたのは、どういった理由があるのでしょうか?

まずは、和室のメリットをご紹介いたします。

和室のメリット①:癒やしを感じられる

和室の最大の魅力は、畳のうえで座って暮らすことにあります。

畳のうえで生活することで目線が低くなり、天井が高く感じられます。

そのため、視覚的に開放感を感じられるわけです。

またすぐに横になれる畳での暮らしは、張り詰めた緊張を解きほぐし、くつろぎやすい環境を作り出します。

それに加えて、畳からのイグサの香りや温かみのある質感が五感を刺激し、さらなる癒やしを感じさせます。

和室のメリット②:快適に過ごせる効果がある

自然の素材が多く使われている和室では、快適に過ごせる効果が期待できます。

たとえば畳の表面を覆うイグサは、調湿効果に優れています。

イグサの持つスポンジ状の構造が湿度の高いときに水分を吸収して、乾燥しているときには水分を放出するため、多湿な梅雨でもさらっと過ごせます。

また抗菌作用がある点も畳の嬉しい特徴です。

イグサには足のにおいのもととなる菌や微生物、さらには大腸菌に対して抗菌作用があります。

畳のうえを行き来することで菌の増殖を抑えられて、衛生的な環境を保ちやすくするというわけです。

さらにイグサの持つ構造上、保湿性や断熱性が高いという点も見逃せません。

そのおかげで夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

和室のメリット③:大きな収納スペースを確保できる

和室に備え付けられている引き戸の押入れは、布団の出し入れを想定して作られています。

そのため洋室にあるような通常のクローゼットよりも幅・奥行きともに広く作られていて、大容量です。

衣装ケースや突っ張り棒などを活用することで収納スペースを余すことなく使えるため、たくさんの荷物が収納できる点も和室の大きな魅力のひとつといえるでしょう。

お部屋探しで和室が敬遠されてしまう和室のデメリットとは?


お部屋探しをされる方から希望の条件を聞くと、男女を問わず和室を避けて探している方が多いことに気づきます。

多くのメリットがある和室ですが、最近のお部屋探しではどうしてこうも敬遠されてしまうのでしょうか?

ここからは和室のデメリットをご紹介いたします。

和室のデメリット①:畳のお手入れが大変そう

和室を避けてお部屋探しをされている方のほとんどが、和室の掃除方法がわからなかったり、お手入れが大変だと考えているようです。

また飲み物をこぼしたときの対処方法などがわからない方も少なくありません。

しかし畳のお手入れは、コツさえ掴んでしまえば意外と簡単です。

たとえば畳はフローリングと同じように、掃除機やほうきを使って掃除します。

フローリングと違うのは、畳の目に沿って掃除をしなければならないことです。

目に逆らって掃除をすると、畳を傷つけてしまったり、目に詰まった汚れがしっかり取れなかったりするので注意が必要です。

汚れが取れたら乾拭きして、お手入れは終了です。

もし乾拭きで取れないような汚れがある場合は、一度水で濡らしてから固く絞った雑巾で拭き取るようにしましょう。

ただし水気を嫌う畳に飲み物をこぼしてしまった場合は、すぐに対応しなければなりません。

飲み物をこぼしたら、まずはティッシュやタオルなどで水気を拭き取りましょう。

ある程度水気が拭き取れたら、汚れた部分に塩をふりかけます。

その部分をスポンジや歯ブラシなどで擦れば、汚れを落とせます。

汚れが落ちたら、固く絞った雑巾で拭き取って終了です。

拭き取るまでに時間が掛かってしまうと畳の表面に汚れが残ってしまうことがあるので、できるだけ早く拭き取ることがコツです。

和室のデメリット②:おしゃれに見えにくい

和室が敬遠されやすい理由として、おしゃれに見えにくいことも挙げられます。

しかしこれは和室を活かしたコーディネートができていないことが原因です。

たとえば和室の窓に洋風のカーテンが掛かっていたり、置かれた家具と畳の雰囲気がミスマッチであることなどが代表的な例だといえます。

しかしこの野暮ったいイメージは、色やテイストをうまく組み合わせることで解決できます。

古い和室をアレンジしておしゃれに見せる方法とは?


和室をおしゃれに見せるためには、古さと新しさ、そして和と洋の調和が取れたバランスの良いコーディネートが必要です。

ここからは古い和室をおしゃれに見せるテクニックをご紹介いたします。

テクニック①:照明をアレンジする

和室をおしゃれに変身させるうえで、照明が果たす役割はとても大きいものです。

一般的に和室をアレンジする照明となると、純和風の照明に統一することを思いつきがちです。

しかしそうすると、むしろ古風なイメージが強くなってしまいます。

無理に和風のものに統一するのではなく、和と洋のバランスを見ながら、洋風のライトをそのまま使ってみるなど、工夫をしてみることをおすすめします。

また間接照明でダークな和モダンテイストを演出するのも、定番で人気の演出です。

テクニック②:自然を取り入れる

和室には敷居やふすまの枠、天井などの多くの部分で木材が使われています。

そのため自然を感じられるナチュラルな素材と相性が良いのが特徴です。

木製のチェアやデスク、天井の高さを感じやすい背が低い観葉植物などを置くことで、ナチュラルな雰囲気を演出できます。

しかしすべてのものを自然素材で揃えてしまうとかえって地味になってしまうため、クッションなどの小物で色を取り入れてみると良いでしょう。

また持っている家具が洋風のものばかりという方には、ラグを敷くことをおすすめします。

ラグは畳に家具の跡が残るのを防いでくれるだけではなく、和と洋の境目をうまく馴染ませてくれる効果があります。

ただしラグを敷くときは畳のメリットを活かすために、通気性の高い素材で薄手のものを選ぶと良いでしょう。

テクニック③:和の雰囲気に馴染むカーテンを選ぶ

目にする範囲が広く、強い印象を与えるカーテンは、和室のコーディネートでとても重要です。

はっきりした色を選んでしまうとカーテンだけが浮いてしまい、バランスが悪くなってしまいます。

そのためアイボリーや薄めのブラウンなどの少しくすんだ色を選ぶと、和の雰囲気にうまく馴染んでおしゃれに見える和室にできますよ。

まとめ

古い和室は多くの人に敬遠されがちで、需要が限られているのが現状です。

しかしそもそも和室には長い間、受け継がれてきた歴史があり、日々の生活を快適にしてくれる嬉しい機能がたくさん詰まっています。

また野暮ったく見える印象も、家具やファブリックなどをうまく組み合わせることで、おしゃれに見せられます。

和室のある賃貸物件は需要が少ないため、相場よりも好条件で募集していることがよくあります。

和室をうまくコーディネートをすることを前提に、好条件の賃貸物件を探してみてはいかがでしょうか?

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