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- 日本最西端の島、与那国島の魅力をご紹介
年間を通して多くの観光客が訪れる沖縄のなかでも、与那国島まで足をのばす人はあまり多くないかもしれませんね。
今回は日本最西端に位置する沖縄の離島、与那国島を紹介します。
南国の離島ならではの手つかずの自然や観光スポットなど、魅力が盛りだくさんの与那国島をぜひチェックしてみてくださいね。
与那国島の基本情報
まずは、与那国島の基本情報を見ていきましょう。
<与那国島の基本情報>
与那国島は、日本最西端に位置する人口1,640人ほどの沖縄の離島です。
沖縄のなかでもさらに南に位置するため、冬でも平均気温が20度をこえるほど暖かく。
海に囲まれているため夏の気温も30度程度までしか上がらず、比較的すごしやすい気候と言えるでしょう。
東京からの距離は2,000Km以上、沖縄本島からも520km離れたところに位置しています。
じつは与那国島は沖縄本島よりも台湾のほうが近く、天気がよいと海の向こうに台湾の山々を見ることができます。
島を一周する道路は25kmほどの長さがあり、車であれば40分もかからないでまわることができる大きさと考えるとイメージしやすいでしょう。
島内の交通手段としてはレンタカーが便利ですが、バイクや電動自転車を借りてめぐるのも楽しいでしょう。
また1日7便ある与那国生活路線バスは、なんと無料で誰でも利用することができます。
時刻表をしっかり確認して計画的に利用すれば、車がなくてもさまざまな観光地を訪れることが可能です。
車がない方には観光タクシーもおすすめです。
地元のドライバーならではの観光案内は、交通手段としての価値以上に旅を楽しくしてくれるかもしれませんよ。
<与那国島へのアクセス>
与那国島へのアクセスは、飛行機や船を使うことになります。
飛行機の場合、沖縄本島からは1日1往復、1時間30分ほどの飛行時間がかかります。
より近い石垣島からは1日3往復飛んでおり、こちらは30分ほどで到着します。
船を利用する場合は、石垣島から週に2往復運航されている「フェリーよなくに」に乗って4時間ほどの船旅となります。
飛行機もフェリーも沖縄県外からの直行便はありませんので、いったん沖縄本島か石垣島を経由してアクセスすることになります。
石垣島への直行便を利用できる地域にお住まいのかたは、石垣島経由での飛行機利用がおすすめです。
石垣島からの飛行機のほうが沖縄本島からよりも便数が多く、時間帯も選べるため与那国島での滞在時間をより多くとれる場合が多いでしょう。
与那国島の観光スポット
ここからは与那国島の魅力や観光スポットを見ていきましょう。
まずは、南国ならではの美しいビーチをいくつかご紹介します。
・ナンタ浜
与那国島を代表するビーチで、漢字では波多浜と書きます。
与那国島の中心地である祖納集落の近くにあるため、観光客だけではなく地元の人にも古くから愛されているビーチです。
半円形の砂浜が広がるおだやかで遠浅のビーチになっており、海に入って泳ぐ海水浴というよりビーチでのんびりすごす人が多いビーチです。
・ナーマ浜
ナーマ浜は、日本最西端の碑があることで知られる西崎展望台の近くにあるビーチです。
島の西側に位置しているため、きれいな夕日を堪能できるスポットとなっています。
意外にも海水浴場と言えるビーチが少ない与那国島にあって、こちらのナーマ浜は海水浴におすすめのビーチとなっています。
・六畳ビーチ
こちらも海水浴というより、風景を楽しむ目的で訪れたいのが六畳ビーチです。
高さ10mほどの絶壁の上から眼下に見えるビーチや美しい海の風景は、まさに絶景と言えるでしょう。
ビーチ自体へ降りるには、足場の悪い場所をとおる必要があるのでサンダルなどでは行かないほうがよいでしょう。
・比川浜(ひがわはま)
島の南部中央あたりにある比川浜はTVドラマのロケ地となったことから、たびたびメディアで紹介されているビーチです。
波の音がおだやかなのんびりとした心地のよいビーチで、ゆっくりすごしたい人には最高のビーチとなっています。
与那国島のビーチから代表的な4か所を見てきましたが、ほかにもダンヌ浜やカタブル浜など、ここでは紹介しきれない数多くのビーチがあります。
ぜひ自分にぴったりのビーチを探ししてみてくださいね。
次は、与那国島の観光スポットを紹介していきます。
・東崎(あがりざき)
与那国島の東端に位置する東崎展望台は、海に突き出るような断崖絶壁の上にあるため、大パノラマの絶景を堪能することができます。
また、そばにある東崎灯台の周辺は放牧地となっていて、海をバックにした与那国馬や牛などを見ることができます。
・西崎(いりざき)
その名のとおり与那国島の最西端にある岬で、つまり日本最西端の地となっています。
日本最西端の碑や西崎灯台、西崎展望台がある与那国島に来たら必ず訪れたいスポットです。
もちろん展望台から望む日本最西端の風景は絶景です。
また、最も西にあるということで、日本で最も遅く沈む夕日を見ることができる場所となっています。
・軍艦岩
軍艦岩は海に立つ大迫力の巨大岩で、サンニヌ台展望台から見ることができます。
風のある日は荒々しい波が軍艦岩に当たって、さらに大迫力の風景を堪能できますよ。
・立神岩(たちがみいわ)
与那国島の南東部の海に立つ立神岩は島を象徴する絶景で、与那国島を紹介するポスターや本の表紙などにたびたび写真が使われる場所です。
写真で見るよりも実際に見たほうが何倍も迫力があるので、ぜひ訪れてほしいポイントです。
与那国島のアクティビティ
今度は、与那国島の豊かな自然と触れ合うアクティビティを見ていきましょう。
まずは、美しい与那国島の海を水中から楽しめるダイビングです。
与那国島のダイビングは、南国ならではのカラフルで美しい海中風景や生物を楽しめるのはもちろんですが、他にはない特別なスポットもあります。
今回はその中から、特に特別な2点を紹介します。
・海底遺跡
海底遺跡は、30年ほど前に発見された比較的新しいダイビングポイントです。
海底遺跡と呼ばれれていますが実際には自然にできた地形か人工建造物なのかははっきりわかっていません。
ですが、全長100m、幅60mほどの巨大な階段構造物にによる壮大な水中風景は一見の価値があり、ダイバーに人気となっています。
また、半潜水型の観光船により船の中から海底遺跡をみることができるサービスを利用すれば、海に潜らなくても壮大で神秘的な海底遺跡を楽しむことができます。
・ハンマーヘッド(シュモクザメ)
ハンマーヘッドシャークは、左右に張り出したハンマーのような頭部の形が特徴的でダイバーに人気のあるサメです。
与那国島にはこのハンマーヘッドシャークが群れをつくるポイントがあり、これが見られる冬の時期には、全国からダイバーが集まります。
多いときには100匹ものハンマーヘッドシャークが群れをつくり、その風景は大迫力です。
・ヨナグニウマふれあい広場
与那国島西部に位置するヨナグニウマふれあい広場では、天然記念物に指定されている与那国馬と触れ合える施設です。
貴重な与那国馬で単に乗馬体験ができるだけではなく、馬に乗ったまま海に入る海馬遊びができるのは特別な体験となるでしょう。
まとめ
日本最西端の島、与那国島の魅力が伝わったでしょうか。
日本の端にある離島ということもあり、非常に特徴的でさまざまな景観や体験が楽しめることを知っていただけたのではないでしょうか。
ぜひ一度、手つかずの壮大な自然とのんびりとした空気感の両方が楽しめる与那国島の旅を計画してみませんか。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。