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- 沖縄の年中行事!【一覧】この伝統行事を抑えればご先祖様も安心!
目次
ご先祖様を大切にする風習がある沖縄県では、年間を通して様々な仏壇行事があります。
しかし新暦のカレンダーの日付ではなく旧暦でカウントする場合がほとんどなので、複雑で分かりづらく慌ててしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回、沖縄県の代表的な年中行事をご紹介します。
沖縄の年中行事:1月
初ムーチー(旧暦12月8日)
月桃やクバの葉に包んで蒸した餅を「ムーチー」といい、急激に冷え込む旧暦の12月8日にヒヌカン(火の神様)や仏壇に供えます。
またムーチーを食べると厄払いになると考えられており、体調を崩しやすいこの時期に家族の健康を祈って振舞われます。
御願解き(旧暦12月24日)
その年の火の神様への祈願を解く日で、この日に火の神様が昇天すると言われています。
家を清めたら洗米を供え、1年の無事を感謝しましょう。
沖縄の年中行事:2月
旧正月(旧暦1月1日)
沖縄県では、本土復帰前に琉球政府によって新正月一本化が推奨され、現在では新暦の1月1日の元旦を正月とすることが主流になっています。
しかし一部の地域では神仏への祈願のため、旧正月でお祝いをする風習も残っているんです。
トゥシビー(旧暦1月2日〜13日)
トゥシビーとは沖縄の方言で成年祝いを指し、自分の生まれ年の干支と同じ年にお祝いをします。
特に高齢になるほど盛大に行われ、地域によっては合同でお祝いをすることもあります。
沖縄の年中行事:3月
伝統的な十六日祭(旧暦1月16日)
沖縄県では旧暦の1月16日があの世の正月と考えられており、お墓や仏壇にお供え物をして先祖を供養します。
屋敷御願(旧暦2月2日~2月10日)
土地の神様や火の神様にお祈りをし、家族の健康安全を祈ります。
彼岸(旧暦2月吉日)
沖縄県の春のお彼岸では、お墓参りはせずに仏壇にごちそうをお供えします。
豚肉・かまぼこ・天ぷら・豆腐・餅などを仏壇に供えて、紙銭(うちかび)を燃やすのが一般的です。
沖縄の年中行事:4月
清明祭(旧暦3月吉日)
沖縄県の3大行事の一つである清明祭(シーミー)。
旧暦の3月吉日に一族でお墓に行って重箱などのごちそうを供え、お焼香をした後みんなで料理を食べます。
沖縄の年中行事:5月
畦払い(旧暦4月吉日)
田畑の除草をおこなって害虫を払い、仏壇に豊作を祈願します。
沖縄の年中行事:6月
四日の日(旧暦5月4日)
航海の安全や大漁を祈願し、沖縄県の各地で爬竜船(ハーリー)がおこなわれます。
県内各地で大迫力のレースが開催され、見物客も多く集まるイベントです。
沖縄の年中行事:7月
六月ウマチー(旧暦6月15日)
新米を御嶽にお供えし、稲の収穫に感謝する収穫祭です。
沖縄の年中行事:8月
七夕(旧暦7月7日)
旧暦の7月7日には、お墓を掃除してお盆が近づいている事をご先祖様に報告します。
墓前にお酒やお茶を供えて線香を焚いたら、お盆にご先祖に来ていただけるようにお願いするんです。
お盆(旧暦7月13日、14日、15日)
ウンケー(初日)は仏壇を掃除し、7品入れたウンケージューシーを作りお供えします。
ナカヌヒー(中日)は3度の食事と間食を仏壇に供え、親戚周りをします。
ウークイ(最終日)は夜に一族が集まって人数分の線香と紙銭(うちかび)を燃やし、先祖を送り出します。
お盆期間中はご先祖様をおもてなし、又は送り出すために各地でエイサーが踊られ、盛大にお盆行事が行われるんです
沖縄の年中行事:9月
トーカチ(旧暦8月8日)
八十八歳(米寿)のお祝いをする日です。
米寿を迎えた人が一番座に座り、来客に酒やごちそうを振る舞いお祝いします。
彼岸(旧暦8月吉日)
春の彼岸と同じく、仏壇にごちそうを供えて先祖を供養します。
沖縄の年中行事:10月
カジマヤー(旧暦9月7日)
数え年で97歳になる長寿を祝う日で、地域で盛大に祝賀パーティーをする事もあります。
97歳になった長寿は再生して童心にかえると考えられているため、カジマヤー(風車)を持たせてお祝いする事が特徴です。
伝統行事のパーントゥー(旧暦9月吉日)
宮古島に伝わる伝統行事で、仮面神が泥をつけて回る事が特徴です。
村の悪害を払う意味があり、無病息災を願って村の人々に容赦なく泥をぬりつけます。
沖縄の年中行事:11月
種子取(旧暦10月吉日)
八重山諸島では、旧暦の10月吉日に祓い清めた畑に種をまき始める農耕祭が行われます。
まいた種が無事に育つことを祈願し、神にささげるために舞や狂言など様々な芸能が披露されるんです。
沖縄の年中行事:12月
冬至(旧暦11月9日)
サトイモや田イモの入った冬至雑炊(トゥンジージューシー)を仏壇に供え、冬の到来を告げます。
同じく火の神様にも供え、家族が健康で過ごせるようにお願いします。
まとめ
いかがでしょうか。
沖縄県には毎月何かしらの行事がありますが、旧暦でみる事が特徴なので毎年新暦との日付のズレがあり、なかなか覚える事が難しいですよね。
しかしご先祖様を供養するために非常に重要なので、忘れずにチェックしましょう。
もしも沖縄移住を考えている方がいれば、ぜひ一度物件検索してみてください。
沖縄の行事を楽しみつつ理想的なリゾートライフを送りましょう。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。