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集合住宅で飼いやすいおススメペット!カメの飼育方法を紹介!
目次
爬虫類・カメ目に分類される爬虫類の総称であるカメ。
カメの祖先は約2億1000万年前に出現したと言われており、現在でも陸と水の両域で継続して繁栄しています。
その種類は実に豊富で、手のひらサイズの小さいものから人が乗れるような大きくて頑丈なものまでいるんです。
また比較的世話がしやすい事から集合住宅で飼いやすいペットとしても人気があり、寿命が長いので生涯の友として飼い始める方もいるのだとか。
そこで今回、カメを飼育する際
・必要な物
・カメの餌
・日々のお世話
・病気予防
・注意点
等をご紹介します。
集合住宅で飼いやすいペット“カメ”の飼育法①:必要な物
・水槽
飼育するカメの種類に応じて、適切なサイズの水槽を用意します。
幼体を入手した場合や多頭飼育する場合は、成体になった時のサイズや飼育する数を考えて水槽を選びましょう。
昆虫用プラケースやトロ舟等でも飼育出来るので、入手しやすく手入れが楽な物を選んで下さい。
・砂
ガラスやプラケース等では床がツルツル滑ってしまうので、砂を敷いてあげます。
しかし砂を敷くと水質が悪化しやすく水替えに相当の手間がかかるので、水替えと砂の清掃を毎日出来ない場合は敷かない方が良いです。
・陸地
日光浴(甲羅干し)や休憩場所として、必ず陸地を作ってあげます。
乾きやすい素材で出来た物や、カメが登っても安定するものを選びましょう。
市販の「カメの浮島」の他、レンガや大きめの石でも代用出来ます。
・カルキ抜き
カメの種類や幼体のカメにとって、カルキが負担になる場合があります。
その場合は市販のカルキ抜きを使用して、水中のカルキを中和しましょう。
また水を1~2日汲み置きしても自然にカルキが抜けるので、カルキ抜きがない場合は試してみて下さい。
・網
水質の汚染を少しでも遅らせる為に、餌の食べ残しや糞を網で除去します。
水が汚れると直ぐに臭いの元になるので、こまめに水槽はチェックしましょう。
・紫外線ライト
カメの丈夫な甲羅の生成には、紫外線浴が必要不可欠です。
野生下では自然に太陽光を浴びていますが、飼育下では紫外線ライトを設置する必要があります。
紫外線をきちんと浴びなければ、病気や甲羅がちゃんと作られないという事になるので注意しましょう。
・ヒーター
カメの種類によっては、冬の水温管理の為、水槽用のヒーターが必要になります。
ヒーターがなくても飼育可能な種類もいますが、きちんと水温を管理した方が安全に飼育出来るので、是非設置してあげましょう。
集合住宅で飼いやすいペット“カメ”の飼育法②:カメの餌
カメの餌は、市販の人口餌を与えます。
また湯がいたササミやレバーといった動物性の餌や、ニンジンや小松菜といった植物性の餌を副食としてバランスよく与えると良いです。
その他コオロギやミミズ、ミールワームといった生きた虫はカメの大好物なので、食欲がない時や人口餌を食べなくなった時に与えると良いでしょう。
集合住宅で飼いやすいペット“カメ”の飼育法③:日々のお世話
餌やり
餌やりは、幼体の場合1日1回、成体・老体の場合は様子をみて2日に1回程度与えます。
カメの頭1~3個分の量が適量とされますが、個体や種類によって食べる量は違うので、毎日観察してちょうどいい量を見極めましょう。
また食べ残しは直ぐに水質が悪化してしまうので、与え過ぎない様にして下さい。
掃除
カメは非常に水を汚す生き物です。
特に夏場は水質が悪化しやすく、悪臭の元となります。
出来れば毎日水を変え、最低でも3日に1回は水替えをしましょう。
本来水をきちんと変えればカメは臭わないので、常に清潔に保ってあげて下さい。
また、週に1回は水槽内のコケやヌメリを落としてあげて、カメにとって快適な環境を提供しましょう。
水温管理
カメは変温動物の為、外気温や水温がそのまま体温として反映されてしまうんです。
その為夏場は熱中症になりやすく、冬場は食欲がなくなり活動量も減ってしまいます。
カメにとってこの様な事は非常に負担が大きいので、適温である24~29度を保つように心がけましょう。
集合住宅で飼いやすいペット“カメ”の飼育法④:病気予防
カメは皮膚病や風邪、感染症等にかかる事があります。
またカメ特有の病気もあり、場合によっては寿命が縮まる原因になる事も。
飼育環境は常に清潔にし、毎日きちんと紫外線浴をさせて健康を保ちましょう。
また病気が原因で栄養が足りていない時は、餌にカメ用のサプリメントを混ぜて与えます。
なにか異変を感じた際は、爬虫類に詳しい獣医師のいる病院で診てもらいましょう。
集合住宅で飼いやすいペット“カメ”の飼育法⑤:注意点
・全てのカメには、人獣共通感染症の“サルモネラ菌”がいます。
手洗いをすれば問題ありませんが、感染すると中毒を起こすので、過度なスキンシップはやめましょう。
・犬や猫と違い、カメを診察してくれる病院は少ないのが現状です。
異変を感じてから病院を探すと手遅れになる可能性があるので、早めに受診可能な動物病院を探しておきましょう。
・カメは非常に寿命が長く、ペットとして人気の小型カメの平均寿命は20~30年、長寿記録を更新中のカメは184歳にもなります。
カメを飼育する際は、長く飼育するつもりで準備しましょう。
おわりに
いかがでしたか?
黒々としたぱっちりの瞳で見つめてくるカメ。のんびりとしていて、何とも言えない独特の可愛さがありますよね。
少々注意点はありますが、適切に飼育すると人生の友として寄り添ってくれるので、是非飼育にチャレンジして下さいね。
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