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- 【騒音対策】道路沿いの賃貸物件で騒音対策をご紹介!手軽で効果的な方法!
目次
都心や地方に限らず、線路沿いや交通量の多い幹線道路沿いなど騒音の多い場所に建つ賃貸アパートやマンションというのは結構多く、そうした賃貸物件に住む方も多くいらっしゃいます。
線路沿いや幹線道路沿いというと、朝早くから夜遅くまで電車や車の通る音がひっきりなしに聞こえ、時には会話やテレビの音すらかき消してしまうほどの騒音にお悩みの方も少なくありません。
もちろん、中にはそうした騒音がすることを承知の上で契約された方もいらっしゃいますが、予想以上の騒音に「これほどひどいとは思わなかった…」と思うこともあるはず。
今回は、そんな悩める線路沿いや幹線道路沿いの賃貸物件に住んだ場合の騒音対策についてのお話です。
電車の騒音対策はどうすれば良い?
とある線路沿いの賃貸マンションで暮らすAさん。
入居当初は日勤の仕事が多く、家で過ごす時間も短かったため、線路沿いで電車の音が聞こえてもあまり気にすることはありませんでした。
ところが3ヶ月ほど前から勤務体系が変わり、日勤から夜勤がメインとなったAさんは、日中に寝て夜仕事をするという昼夜逆転生活を送ることに。
そしてその時に初めて、自宅近くを通る電車の走行音がとても気になるようになり、眠ろうにも眠れずだんだんストレスが溜まるようになってしまったAさん。
このままでは仕事にも支障が出かねないため、どうにか騒音を軽減できないかと考えているAさんに有効的な騒音対策はあるのでしょうか?
道路沿いの家で騒音が入る原因は?一番は窓を対策!
道路沿いの賃貸物件で騒音が問題になる場合、その一番の原因は主に窓からの音が入ってくることです。
大通りに面した部屋に住む場合、自動車やトラックの騒音、そしてクラクションが頻繁になる音が聞こえます。
それらを窓一枚で防ぐことは難しいです。
二重窓がなく、隙間がわずかにあるといった防音対策が不十分な賃貸物件もあるため、道路や鉄道などの騒音が室内に届いてしまいます。
Aさんが実際にできる対策を見ていきましょう。
道路沿い・線路沿いの賃貸物件ではこのアイテムで騒音対策!
<防音カーテンや二重窓で対策!>
Aさんのように、線路沿いや幹線道路沿いの賃貸アパートやマンションにお住まいの場合、多くの物件はベランダが線路や道路向きに設計されているでしょう。
そのため、走行中の電車や車の騒音が一番入りやすいのもこのベランダの窓なので、ここを二重窓にするだけでも外からの騒音をいくらか軽減することができます。
ただし、普通の窓を二重窓にするのは工事が必要で、取り付けをご希望の際は事前に大家さんや管理会社へ設置しても良いかどうか確認しなくてはいけません。
「工事も事前確認も面倒だから、それ以外で防音対策をしたい」という方には、防音カーテンがおすすめ!
防音カーテンは通常のカーテンより厚手に作られているので、思ったより騒音を遮断してくれます。
また、遮熱や遮光機能も備えているカーテンも多いので、同時に家具や室内の日焼けを防いだり、夜間に電気を点けても室内の様子が外から透けて見える心配もありません。
カーテンの設置なら大家さんや管理会社へ確認をする必要もないですし、買って取り付けるだけで大がかりな工事も不要なので、女性だけでも簡単にできる防音対策です。
さらに防音効果のあるレースカーテンとセットで取り着けると、カーテンだけの場合より騒音の遮断率が上がりますよ。
<隙間テープ・防音テープで窓の隙間をふさぐ>
『防音テープ』は、窓から漏れる騒音を抑えるために有効なアイテムです。
古い賃貸マンションは気密性が低いため、防音テープを使うことで騒音対策を行うことができます。また、防音テープは虫の侵入や隙間風も防ぎます。
気密性が高くなると冷暖房効率も向上するため、多くのメリットがあります。
<窓ガラスに防音の透明シートを貼る>
賃貸物件では、窓を防音ガラスに交換することは許可されていませんし、交換費用も高額でコスト的に現実的でない人もいるでしょう。
しかし、『防音透明シート』を窓ガラスに貼ることで手軽に車の音などの騒音を軽減できます。防音ガラスに比べると効果は弱いですが、簡易的な騒音対策になります。
<音漏れする換気口をふせぐ>
大きな道路沿いでの騒音対策には、換気口からの音漏れを防ぐことで効果がある場合もあります。
換気口は窓に比べ、騒音対策が見落とされがちな箇所です。賃貸物件の場合、窓の近くに換気口が設けられていることが一般的ですが、その換気口からの音漏れに気付いていない人も多いようです。
換気口は、空気の入れ替えを目的として設けられているため、外部からの音が漏れやすい箇所です。そのため、防音対策を考える上で重要なポイントとなります。
換気口からの音漏れを防ぐための対策は簡単です。換気口を塞ぐことで、外部からの音を遮断することができます。
<窓用の防音ボードを扉に設置>
『窓用防音ボード』は、ワンタッチで簡単に取り付けられるます。
お手軽で高い防音効果が期待できます。
購入する際には窓枠に合わせたサイズを選ぶことで、窓1枚につき1つのボードで無駄のない騒音対策が可能です。
また、窓を開けたい場合には、ワンタッチでボードを外すことができる商品もあります。
しかも、リフォーム工事は必要ないため、賃貸マンションに住んでいる方でも管理会社やオーナーに特別許可を取らずに手軽に騒音対策ができます。
このように、手軽に取り付けられる防音ボードは、高い防音効果を期待できるため、おすすめのアイテムです。
部屋が狭く騒音対策が難しい...という人もいるかもしれません。
そんな方には引っ越しをするのが最も有効な対策だといえるでしょう。
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自分が出す生活音は?賃貸物件での騒音対策は?
外からの音の対策はこれまで紹介した通りですが、逆に日頃、自分が出す生活音の騒音対策は行っていますか?
集合住宅に住む以上、どれだけ気を付けていてもやはり100%生活音を出さないようにするのは不可能です。
特にペットを飼っている方や、小さいお子さんがいるファミリーの方の場合、ペットやお子さんが走り回る音でお隣や階下のお部屋にご迷惑をかけていないかと心配される方も多いですよね。
それ以外にも、玄関や室内のドアの開閉音・電話中やご家族と会話時の声量やテレビの音・楽器音・室内を歩くときの足音など、人によって不快に感じる生活音は多々あります。
中でも一番ご本人が気づきにくいのがいびきで、ベッドを壁ピッタリに寄せて寝ている場合、いびきが壁伝いにお隣さんへ響いてしまうのです。
こうした室内で発生しやすい生活音を極力小さくし、近隣のお部屋にご迷惑をかけないようにするためには、床に厚手のカーペットやジョイントマットを敷いたり、壁には防音シートを貼りつけるといった対策がおすすめ。
また防音シートの代わりに背の高い棚などを取り付けることも、壁からの音漏れ軽減に効果的です。
そして寝室の壁とベッドの間には隙間を作り、いびきをかいてしまってもお隣さんの睡眠を妨げないように配慮しましょう。
楽器演奏をされる方やテレビを深夜まで見る方は、ヘッドフォンをすると外部への音漏れの心配がなく、楽器演奏や好きなテレビ番組の視聴を楽しむことができますよ。
賃貸物件で上の階からの騒音対策は?
ここまでは、電車や車の騒音やご自身が外部へ騒音を出さないようにするためのアイディアをご紹介してきましたが、今度は『上の階からの騒音対策』について考えてみましょう。
お隣さんの場合は、先述のような防音シートや背の高い家具の設置をすることで音の伝わりを軽減することができますが、天井を通して伝わる上の階からの騒音は意外と対策がしにくいもの。
そこでおすすめの方法が、天井用の防音シートや吸音ボードを取り付けることです。
あまり重いものを設置すると落下の危険性がありますので、天井に騒音対策グッズを設置する場合は、落下の危険性がない素材のものを取りつけましょう。
おわりに
車や電車の騒音は、お部屋によってはどうしても避けられない場合もありますが、こうした対策を施すことで音に対するストレスも軽減し、快適な生活を送ることができるようになります。
いえらぶ不動産相談では、賃貸物件の騒音対策に関するお悩みについてもお答えしますので、騒音でお困りの方はぜひご相談下さい。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。