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ついうっかり…では済まされない!家賃の払い忘れ
うっかりしていて家賃を払い忘れたことってありませんか?
いえらぶ調べによると、賃貸物件に住んでいて家賃を払い忘れたことがある人は24%。
約8割の方はきちんと家賃の支払いをしているという事なので、かなりの方が常に家賃の支払いを意識しているという事がわかります。
しかし、口座引き落としにしていて、たまたま出費が重なった月に残高不足で引き落としができなかったり、大家さんの口座に毎月振り込まなければならないのに旅行に出ていて期日に遅れてしまうということはままあるのではないでしょうか。
もし、払い忘れをそのままにしていたら、どうなるのでしょう。
強制退去になったりするのでしょうか?
今回はもし家賃を払い忘れて滞納してしまった場合はその後どうなるのか、その流れや払い忘れを防止するポイントについてご紹介します。
気が付いたら払い忘れ!どうしよう
・まずは電話
家賃が期日までに支払いされていない場合、通常は数日後にまず管理会社から電話がかかってきます。
「家賃のお支払いがまだですが、大丈夫ですか?」といった優しいトーンでの電話ですのでご安心ください。
この時点ですぐ支払いをすれば、問題ありません。
・督促の手紙が
その後何度も電話で連絡があっても支払いをしなかった場合は、手紙が届きます。
普通の手紙での支払い催促の場合もありますが、場合によっては内容証明郵便で届く事もあります。
内容証明郵便とは、どんな内容の手紙をいつ、誰に出したのか郵便局が証明するものです。
ですから、「督促の知らせなんか受け取ってない!」としらばっくれる事は不可能です。
・部屋に訪問される
それでも支払いをしないと、直接管理会社の人や大家さんが訪問してきます。
これは、連絡が取れないため「室内で住人が倒れていたりするのではないか」「もうすでに引越してしまっていないのではないか」という事を確認する意味もあります。
・連帯保証人に連絡
これだけ督促されても支払いをしない場合、連帯保証人に連絡が行きます。
そこで住人の代わりに家賃の支払いをするか、または住人に支払いを促すように依頼をします。
連帯保証人を建てず保証会社を利用した人は、保証会社が家賃を支払い、今度はその保証会社から家賃の請求をされることになります。
・強制退去
電話や手紙、訪問などさまざまな督促を受けても家賃を支払わず、2~3か月が経ってしまった場合かなり事態は深刻です。
管理会社から「契約解除及び明け渡し請求」の書類が届き、契約解除、退去を余儀なくされます。
それでも退去しなかった場合、最終的には裁判を行って強制執行による強制退去ということになります。
払えない時はすぐ相談
強制退去になってしまわないように、もし家賃が払えなくなりそうなときは事前に大家さんや管理会社に相談してみましょう。
払えない理由を正直に話し、いつなら払えるのか、または今払う努力をしているという事をきちんと説明しておけば、殆どの場合は何らかの対応をしてもらえます。
大家さん側も家賃が遅れるという事態は今まで何度も経験しているでしょうから、しっかりと連絡をしておけば一か月くらいは家賃を待ってくれるでしょう。
しかし何の連絡も無しに滞納をすると大家さんの心証も悪くなり、その後の対応が悪くなる事も十分ありえます。
延滞金も発生する
レンタルビデオの延滞料と同様、家賃の支払いが遅れると延滞金が発生する恐れがあります。
ただし、賃貸契約の際の契約書に「遅延損害金」について明記が無ければ通常は支払う必要はありません。
家賃だけでも払えないのに遅延損害金を上乗せされて請求されては大変です。
家賃を滞納しないことが一番ですが、賃貸契約時には念のため遅延損害金の記載にも目を通しておいた方が良いでしょう。
家賃払い忘れを防止するには
家賃の払い忘れをしていない人は、家賃を引き落としにしている人が多いようです。
その場合、給与口座を引き落とし口座に指定することで残高不足になるのを防ぐ事もできます。
家賃を振り込む場合は払い忘れのリスクが高くなります。
日々の仕事が忙しくてついうっかり・・・というパターンが多いようです。
カレンダーや手帳で振り込み日に印をつけるなど、払い忘れに気づけるように工夫する事が大切です。
最近ではクレジットカードで家賃の支払いができる物件も増えています。
毎月の振り込みの手間が省けたり、振込手数料が節約できます。
クレジットカードの引き落とし日に口座に残高があるかどうかを気にすることは必要ですが、家賃をクレジットカード払いにすることで年間にかなりのポイントを貯める事もできます。
おわりに
入居者側からしたら「家賃1か月くらい遅れたって大丈夫でしょ?」と軽く考えがちですが、大家さんにとっては家賃が収入になるのですから賃貸経営が立ち行かなくなる事も。
賃貸物件に住むうえで家賃を支払うという事は最も重要な約束事です。
家賃を払えないかもと思った時は逃げたりせず、管理会社や大家さんに事情を説明し、払う意思があるという事を伝えましょう。
また、何度も家賃の支払いが遅れてしまうようなら生活に無理のないよう今よりも低い家賃の部屋に引越すことを考慮した方が良いかもしれませんね。
生活に見合った賃貸物件を選ぶという事も大切です。
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