- いえらぶ暮らしコラム>
- 暮らし>
- 「加入しているから安心」ではダメ！万が一に備えて復習しておくべき団信保険
暮らし
「加入しているから安心」ではダメ！万が一に備えて復習しておくべき団信保険
突然ですが、皆さんは団信とは何かご存知ですか？
これは公庫団信サービス協会が運用する『団体信用生命保険』の略で、一戸建てやマンション購入時に住宅ローンを組んだ方がローン返済中に亡くなったり、もしくは高度機能障害になってしまった場合に、その保険金を使って残りのローンを返済するための生命保険です。
この団信は、住宅ローンを取り扱っているほとんどの金融機関で住宅ローンとセットでの加入が義務付けられているので、既にマイホームを購入された方は団信にも加入されていることになります。
でもその他の生命保険同様、「加入はしているけど、内容はあまりよく解っていないんだよね」という方も少なくない団信。
今回は、そんな団信についてお話したいと思います。
団信の保険料支払者は誰？
取り扱っている金融機関にもよりますが、団信の保険料を支払っているのは実は金融機関なのです。
一般的な保険は契約者が保険料を支払いますが、団信は別。
毎月もしくは年払いなど定期的な支払いがないことが、団信に加入していることを忘れてしまいがちな理由となっているようです。
団信の保険料が支払われるのはどんな時？
冒頭で「団信は住宅ローン契約者がローン返済中に亡くなったり、もしくは高度機能障害になってしまった場合に、その保険金で残りのローンを返済する」とお話しましたが、この高度機能障害に該当する症状は以下の通りです。
・両目の視力が完全に失われ、且つ永久に回復見込みがない
・言語または咀嚼機能が完全に失われ、且つ永久に回復見込みがない
・中枢神経または精神に重度の障害が残り、常時介護が必要である
・胸部や腹部・臓器に重度の障害が残り、常時介護が必要である
・両上肢ともに手の関節以上で失ったか、もしくは完全に機能しなくなった
・両下肢ともに足の関節以上で失ったか、もしくは完全に機能しなくなった
・片方の上肢を手の関節以上で失い、且つ片方の下肢を足の関節以上で失ったか、もしくは完全に機能しなくなった
・片方の上肢が完全に機能しなくなり、且つ片方の下肢を足の関節以上に失った
この症例から見ても解るように、いずれもこれまでどおりの日常生活を送ることが困難な状態です。
こうした症例が高度機能障害と呼ばれ、これに該当した場合は団信の保険料が支払われます。
ただし、この障害になってしまった理由によっては支払い対象外となり、住宅ローンも通常通り支払わなくてはいけないので、必ず事前に契約書や担当者に確認をしてください。
おわりに
万が一の時に契約者ご自身やご家族を守るために大切な団信ですが、やはりローン返済となると大きなお金が動くため、支払い条件が厳しく制限されています。
団信に加入しているからと安心しきるのではなく、いざという時に支払い対象外と判定されて慌てることがないように、契約者ご自身が健康なうちにご家族皆様と一緒にしっかり内容を確認しておきましょう。
いえらぶでは物件や不動産会社の口コミを見て比較できます。
よりクリアな情報から、あなたにぴったりの
いい家を選んでみませんか？
戸建てを探す
