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フェレットはペット禁止の物件で飼える?気になる騒音や物件選びのポイントも解説

いえらぶコラム編集部

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フェレットはイタチ科の動物で、胴長短足なシルエットに好奇心旺盛な性格が特徴です。

人懐っこく一人暮らしで飼いやすいこともあり、近年ペットとしての人気が高まっています。

「犬や猫はダメだけどフェレットくらいの大きさなら飼えるかも...」と考えている人は多いのではないでしょうか?

この記事ではフェレットの、

・特徴や種類

・ペット不可の賃貸でも飼えるのか?

・フェレットを迎える前に気を付けることや物件選びのポイント

をまとめましたので読んだ方の参考になれば幸いです。

【フェレットの特徴と種類】

ペットショップで買えるフェレットは海外からの輸入個体が主流で、避妊去勢手術と臭腺除去手術が完了しています。

また、日本で繁殖されているフェレットは適切な時期に避妊去勢手術をすることを約束して販売されるので個人での繁殖はできません。

そして実は、フェレットはヨーロッパケナガイタチを家畜化させた種類なので、野生の個体はいません。

家畜化、という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、人間が家畜化させた生き物といえば、犬や豚、羊などがいます。

フェレットは種類によって噛み癖が少ない、小柄など特徴が分かれますが、犬などに比べて体の大きさは小さく、一人暮らしの部屋でも比較的飼育しやすいとされています。

ペットとして飼いやすいと言われているフェレットの代表的な3種類をご紹介します。

<ペットフェレットの代表!マーシャルフェレット>

マーシャルフェレットは、日本で最も流通しているフェレットです。

性格は温厚でおとなしく、他の種類と比較して小さく細身であることも特徴です。

<カラーが豊富!パスバレーフェレット>

パスバレーフェレットは、マーシャルフェレットよりも少し大きめでカラーが豊富です。マーシャルに次いで日本で高い人気を誇るフェレットです。

体が丈夫で病気になりにくいですが、若干噛み癖があるのでご注意ください。

<大きさが魅力的!カナディアンフェレット>

骨太で体格が良く、オスが特に大きくなる傾向があるフェレットです。運動量が他のフェレットと比べてやや多いです。

【ペット禁止・不可の賃貸でもフェレットは飼える?】

ペット不可のアパートの場合は、基本的にフェレットの飼育はできません。

フェレットは「鳴き声での騒音」「ペットの臭いや物件に与える影響」等、「ペット可賃貸」でないと「近隣住民に迷惑をかける」「物件の価値をさげてしまう」可能性が高いためです。

実際に近隣住民・物件に与える影響をあげていきます。

【フェレット飼育での近隣住民・物件への影響】

<フェレットにまつわる騒音>

フェレットは一日のほとんどを静かに過ごすため、大きな声で鳴くことはあまりありません。

鳴き声は非常に小さく低音なので、日常生活においてうるさいと感じる事は少ないでしょう。

実際の鳴き声はこちらをご覧ください。


フェレット同士で喧嘩している時でも大きな鳴き声は出していません。

ただ、ゲージを噛む音は響きます。

飼い主に構って欲しい時にケージを噛んで気をひこうとするので、音が気になる人はいるかもしれません。

夜にケージを噛む音で起きてしまう飼い主もいるほどです。

また、壁を掻いたり、扉を噛む音もあります。

よほど壁が薄い木造の建築物でない限り、隣の部屋まで鳴き声が響くことは考えづらいです。

しかし鳴き声以外の音が「騒音」となる可能性が高いでしょう。

<フェレットのにおい>

フェレットを含む肉食動物には肛門の近くに小さな袋(肛門線)があり、危険を感じた際に、ニオイのある分泌液を出します。

フェレットはイタチ科の動物です。

「イタチの最後っ屁」という言葉もあるくらい、イタチは肛門線がよく発達しています。

しかし、日本のペットショップで売られているフェレットはほぼ100%、肛門線が除去されています。

そのため他の動物に比べて極端にニオイがきついわけではありません。

ただ、日本に初めてフェレットが紹介された30年ほど前は肛門腺の除去が済んでいない子も輸入されていました。

古い情報でフェレットは「臭い」という情報が今でも独り歩きしているのかもしれません。

また、体臭の原因となる皮脂のニオイは減らないため、「におわない」と思っているとかえってニオイを強く感じてしまいます。

ペット特有のにおいはあるので、日頃から消臭を心がけ、物件退去時には「消毒費」といったクリーニング代がかかると考えておきましょう。

<フェレットと汚れ・傷>

フェレットはケージの中だけでは飼育できず、外で遊ばせる必要があります。

また、フェレットは猫のように爪とぎをする動物ではありません。

しかし、壁紙や襖をやぶいたり、絨毯や畳を掘り物件を傷つけることがあります。

また、走り回ることで床に傷もつきますし、ドアや壁も噛むことも。

物件に傷がつくことは覚悟しましょう。

現状回復費用がかかるということを覚悟して飼い始めるのがおすすめです。

【フェレットを迎える前に気をつけるポイントと物件の選び方】



<迎える前に気をつけるポイント>

・懐くまでに時間がかかる場合がある

フェレットは人になつきやすいと言われていますが、自分の興味のあるものに集中する傾向があり、飼い主がフェレットと遊びたいと思っていても、フェレットが興味を持たないと一向に懐いてくれないことがあります。

毎日一緒に遊ぶ時間を作ることでフェレットも徐々に懐いてくれるようになります。

・噛み癖がある

フェレットは噛み癖があり、家電のコードを噛んでしまう事もあり、最悪の場合は感電死してしまう可能性もあります。

万全を期していつも部屋を片づけておき、余計なものは取り除いておきましょう。

<フェレットの飼育に適した物件>

ケージ飼育の場合は、ケージを置く場所と遊ばせる部屋の6畳ほどあればよいでしょう。

放し飼いも可能ですが、放し飼いしていた状態からケージ飼育に移行すると、狭い空間で生活する事にストレスを感じるようになってしまいます。

ケージを噛む音等もあるので、音が気になる人にとっては生活スペースを分ける必要もあります。

また、フェレットは汗をかくことができず、暑さに弱いので、エアコンが欠かせません。

室温が高くなるとフェレットはぐったりしてしまうので、暑い時期に外出するときは室温が25℃から27℃くらいにエアコンを設定しましょう。

フェレットは寒さに強い生き物ですが、冬場は15度以上をキープしましょう。暖房を使ってあげた方がフェレットは快適に過ごせます。

空気が乾燥すると皮膚・肉球・呼吸器系のトラブルを起こしやすくなるため、湿度管理にも気を配りましょう。

まとめると、「フェレットを飼うのに適度な広さがあり、エアコンで温度調整がしやすい物件」がおすすめです。

ペット可賃貸物件では、そういったペット特有の特徴に配慮した物件が多く存在します。

ペット可賃貸物件での基本的な知識・注意点を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

>>「可愛いペットと暮らしたい!」のその前にペット可賃貸を考える

【まとめ】

この記事では「特徴や種類」「ペット不可の賃貸でも飼えるのか?」「飼う際に気を付けることや物件選びのポイント」について紹介しました。

ペット可賃貸を選ぶことで、フェレットと楽しい生活を送る事ができるでしょう。

もし現在の物件で大家さんや管理会社と相談して、ペットを飼うのがダメだった場合は、ペット可物件へ引っ越す必要があります。

トラブルにびくびくせず、のびのびと暮らせると、ペットも飼い主さんもストレスが溜まらず心地よい生活を送ることができます。

いえらぶ物件検索ではペット可の物件が多くあります。

ペット可物件で高くなりがちな初期費用についても、検索条件で指定すれば自分の予算にあった物件を検索できます。

ぜひ一度検索してみてください。

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Writer この記事を書いた人

いえらぶコラム編集部
不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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