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住まいにおける家族との重なり
- 親と同居をする際、どの程度の関わりを持つ住まいを選ぶのかアンケートをとった。
- 居住空間を一部もしくは全部共用する物件を選んだ人は約6割となった。
- 同居して共有空間を作ることにより、何かあった時に備えたいとの声が多かった。
高齢化の進む日本では働き盛りの世代が働きながら親の面倒を見るために、同居をするというケースが増えている。また、2世帯住宅などにより親と同じ家に住むという選択肢が増えた。
さらに、新社会人となり新たな生活を始めた子供が金銭面や立地面など様々な事情から実家に住み続けながら働くという選択をする場合も多い。このように親と同居をするということの中で、どの程度親と関わりを持つことができる住まいを選ぶのかということを調査した。
アンケートの質問内容と結果は下記の通り。
- 自分自身の親と同居をする場合、どちらを選びますか?
- ・居住空間が完全に別々の物件:41%
- ・居住空間を一部もしくは全部共用する物件:59%
大差はなく、若干の多くの人が親と居住空間を共用したいと考えていることが分かった。少数派である完全に親と生活スペースの被らない家に住みたいと考える人の意見は以下のようなものが主となった。
「自分の空間がなければ自分のしたいことに制限されるから」
「旦那に気を遣わせたくないから」
「親には主体性を保った快適な生活を送ってほしいから」
「友達を気軽に呼ぶことができるから」
自分と親との距離感を大事にしつつも、親に気兼ねなく過ごして欲しいという気遣いや、配偶者が気苦労しないようにという思いやりの心が見て取れる回答となった。子供のころのように親と住むことが当たり前ではなく、社会人や所帯を持つようになると親との同居にも様々な問題が生じてくるのだ。
しかしながら、そうした意見とは反対に、親と同居し、且つ居住空間を共用したいと考えている人の意見は以下の通りだ。
「リビングなどは共用したほうが家族の憩いの場になり良いと思う」
「一緒の空間を共有することによって、お互いの体調の変化をすぐに分かるため」
「いつまでたっても仲良く暮らしていたいので一緒がいい。親孝行させて欲しい」
「家族としても連帯感も強まりいい家庭環境になる」
「親の顔が見えると安心するから」
こちらの意見に多かったのは親といると安心する。もしくは安心させたい。そして親を大事に思う意見だった。同居してお互いの顔を見ながら生活するというのはそれだけで気持ちに余裕が生まれたり、何かがあっても大丈夫だという安堵感を生み出すことにも繋がっているようだ。
どちらの意見としても共通していたのは親を気遣うということだった。同居をしても居住空間を共有したくないという人でも、そこには親に面倒をかけたくないという思いやお互いのプライベートを尊重しあうという考えが含まれていた。
共有する空間を設けてお互いの顔を見ながら生活する上でもそういったところを思いやる気遣いの心は、親と子の関係であっても必要なのかもしれない。まさに親しき中にも礼儀ありという言葉を考える問題だ。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2014年3月31日~4月1日
- 有効回答数:100サンプル
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