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住宅設備
介護住宅のかたちを決めるものとは
- 高齢化が進む中、介護が必要な人と住んでいるかのアンケートをとってみた。
- 98%の人が住んでいないと答え、ユニバーサルデザインの家を想像する人が多くいた。
- 実際は障害にあった住宅が必要とされており、介護住宅の形を考え直す必要がある。
「高齢化」がますます進む昨今、介護を必要とする人々の数も年々上昇傾向にある。
介護を必要とする、高齢者を抱えている人々が気になるのが「介護する"環境"をどうするか」である。
最近では、つくりがバリアフリーである介護住宅というものが登場している。もし、介護を必要とする人と住んでいるのなら気になっている方も多いのではないだろうか?
アンケートの内容と結果は以下の通り。
- 介護を必要としている人と住んでいますか?
- ・住んでいない:98%
- ・住んでいる:2%
ほとんどの人が「住んでいない」という回答であった。
「住んでいない」と回答した人に介護住宅のイメージについて聞いてみたところ、「車いすを使っても玄関から段差なく入ることができ、家の中でも車いすがぶつからないようなつくりになっている」であったり「部屋と部屋の間がバリアフリーになっていたり、廊下やトイレに手すりがついているようなユニバーサルデザインのイメージ」といった答えが返ってきた。
これらの回答以外でも似たような回答が多数あり、多くの人が「バリアフリーが徹底されているようなユニバーサルデザインの家屋」というプラスのイメージを持っていた。
一方、少数派だった「住んでいる」と回答した人に同じ質問をしたところ、「我が家では車いすを使っている人がいるのだが、手すりがあるとかえって邪魔になってしまい、車いすが通れない。このように、手すりなど一般的な設備であったとしても、実際に使えるかどうかは障害の種類・程度に大きく関わるので、個別に対応した方がよい」といった答えが返ってきた。
こうやって見てみると、介護とは直接関係ない人と、いつも介護をしている人とでは、介護住宅のイメージに幾分か乖離があることが判明した。
介護に直接関わっていない人々は、介護住宅は無条件で良いものだというイメージがあったが、今、まさに介護の現場にいる人々は介護住宅なら無条件に良いものである、と礼賛するのではなく、一人ひとりにあった介護住宅の形を考えることが必要だと指摘している。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2014年2月7日~2月13日
- 有効回答数:100サンプル
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