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持家を手放す?
- 持ち家を売って、マンションやアパートで暮らしてみたいか、アンケートをとってみた。
- 暮らしてみたい人は26%にとどまったが、持ち家ならではのトラブルがある事が分かった。
- 暮らしてみたくない派の意見では、騒音トラブルを懸念する声が多く上がった。
ふと外に出て辺りを見回すと、そこにはスーパーやコンビニなどの商業施設があり、企業のビルやレストランなどが立ち並ぶ。しかし、最も目につく建物は人が住む一軒家やマンション、アパートなどの集合住宅である。
一軒家かマンションやアパートという選択肢以外にも、それは持ち家なのか借家なのかという選択肢もある。人々の住まいにはこのように様々な形が存在していて、今の家に満足している人もいれば、していない人もいる。
そこで実際に人が今の住まいにどの程度満足し、どんな憧れを抱いているのかを「持ち家を売ってマンションまたはアパートで暮らしてみたいと思うか」というアンケートをとって調査してみた。
- 持ち家を売ってマンションまたはアパートで暮らしてみたいと思いますか?
- ・暮らしてみたい派:26%
- ・暮らしてみたくない派:74%
持ち家を売ってマンションまたはアパートで暮らしてみたいと思う人は少数という結果となった。まずは多数派の暮らしてみたくない派の声を覗いていく。
「集合住宅に住むと、振動や騒音に気を使う事が多くなり、家でリラックスが出来なくなるため。」
「上下左右の部屋の人と騒音などのトラブルのリスクを考えると、持ち家を売ってまで移りたくはない。」
「自分は一軒家に住むことが夢だったから。また、庭に憧れているため。」
最も多かったのは騒音によるトラブルを懸念する声である。やはり壁一枚隔てた向こうに他人が住むという集合住宅ならではの意見が目立つ。さらにたくさんの集合住宅、特に高層マンションなどの建設がさかんになった近年とは対照的に、一軒家への憧れを持つ人が多いのも面白い結果となった。
では、反対に持ち家を売ってマンションやアパートで暮らしたいと思う人はどのような意見なのか。
「ご近所付き合いに疲れることがあるから。」
「集合住宅は敷地内の除雪や美化などの手間がかからないから。」
「日当たりがよく、眺めのいい高い場所に住みたいため。」
集合住宅では騒音のトラブルについてが問題視されていたが、持ち家の場合はご近所トラブルがあった場合に面倒がかかるといった意見があった。確かに町内会や自治会など組合の付き合いも大切になってくると苦労も多くなる。また、雪の多かった今冬のように雪かきに困らされた人も多いはず。
さらに同じ家に長年暮らしていると、間取りが気に食わなくなったり、近くにマンションが出来て日照条件が悪くなるということもあるとのこと。持ち家だと引越しの手続きも面倒になるためマンションやアパートのほうが身軽になって暮らしやすいという意見が多かった。
持ち家からマンションやアパートに住みたいという人が少数派ではあったが、アンケートの回答内容から持ち家には多くの苦労があることが分かった。
マンションやアパートに住んでいる人は持ち家への憧れを抱いているが、その苦労を覚悟することも必要なのかもしれない。
マンション、アパート、一軒家、それが持ち家でも借家でも人々の暮らしには様々な形があり、考えさせられることも多くなってくるのではないだろうか。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2014年3月14日~3月19日
- 有効回答数:100サンプル
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