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【住まいの有効活用】メリットたっぷりのリロケーションとは?
目次
リロケーションとは家族の看護や転勤、住み替えなどで一時的に留守にする家を賃貸物件として貸し出すことです。
《関連リンク》
リロケーションとは|いえらぶ賃貸経営・不動産投資用語集
通常の賃貸とは違い、居住期間が契約時に決められています。
2000年に改正された借地借家法により定期借家制度が施行され、貸主側のリスクが減ったことから自宅を貸し出しやすくなったのです。
ではそのリロケーション物件のメリットはなんでしょうか。
リロケーション物件 - 貸主側のメリット
家賃収入がある
転勤などで長期間留守にする自宅をリロケーション物件で貸し出し有効活用することで、毎月一定の家賃収入を得ることができます。
ローンが未完済の場合は、家賃収入をローンの穴埋めに利用することも可能。
ただし、住宅ローン減税は受けられなくなります。
また、リロケーションとは期間中であっても固定資産税や管理費などは所有者が払わなければなりません。
帰任時に自宅に戻れる
決まった期間が満了すれば再び自宅に戻れるので、転勤からの帰任時の住まいに困りません。
借主とのトラブルがない
通常の賃貸であればトラブル時には物件の所有者が対応します。
リロケーション物件であれば、建物の補修やトラブル時にもリロケーション管理会社が代行対応してくれるので、遠方に暮らしていても自宅のことを心配せずにすみます。
自宅の劣化防止・防犯になる
空き家のままにしておくと空気がこもり、湿気・カビなどにより家の老朽化が進んでしまいます。
家は人に住んでもらったほうが「住みやすさ」を保つことができるのです。
また防犯の面からも、誰かが住んでいるほうが安心です。
資産として子供に残すことができる
自宅を売却してしまったら資産として子供に贈与することは不可能になります。
賃貸にして所有し続けることで、子供に資産として残すことができます。
リロケーション物件 - 借主側のメリット
安い家賃で借りることができる
期間が限定されているという縛りがあるため、相場賃料よりも2~4割ほど安い賃料で借りることができます。
どのくらい安くなるかは、物件の築年数や条件によって変わります。
質の高い物件に住むことができる
リロケーション物件は賃貸用の物件ではなく、マイホームとして建てられたものが大多数なため、分譲マンション・注文住宅・分譲住宅などの物件が主になります。
築年数の浅い新しめの物件がリロケーションされることも多く、そして構造や設備が優れている物件に相場よりも安い賃料で住むことができるのです。
一戸建て物件も多い
一戸建てのリロケーション物件も多くあります。
ファミリーでひろびろと暮らしたい、大きい家具を置きたいといった希望がある世帯に最適です。
また、一戸建ての購入を悩んでいる場合に、実際の一戸建てでの住み心地を確認することができます。
借主側の注意点
本当にお得になるのか
期間が終了すればまた引っ越しをしなくてはならないので、期間満了後の引越し代金や新居にかかる初期費用で、割安家賃のお得になった分は消えてしまうかもしれません。
更新・中途解約ができない
基本的に期間中の中途解約や期間満了後の更新ができません。
入居の条件や審査が厳しめである
貸主はまた帰ってくる自分の自宅を貸し出すのですから、約束を守り、丁寧に住んでくれる人に貸したいと思うもの。
信頼して自宅を貸すことができる人なのか、入居審査が通常の賃貸よりも厳しめとなっています。
おわりに
貸主・借主の双方にメリットのあるリロケーション物件。
国内では認知度も広まり、新しい不動産のスタイルとして浸透しつつあります。
留守宅の有効活用に、安い賃料で住まいを借りたい場合に、ぜひおさえておきたいポイントです。
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